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9割の無意識を磨く
こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。
さて、本日は9割の無意識を磨くというなんのこっちゃというようなお題で書こうと思います。
本題に入る前に、本日の写真は青森県にある千畳敷の風景です。
この千畳敷は1792年の地震で隆起したと伝えられている海岸段丘です。(Wikipedia)
実はこの写真の中に無意識と有意識が共存しています。
おわかりになりますか?
無意識の部分はおわかりになりますよね。
そうです、写真に写っているものはほぼ無意識、要は自然が作り出しているモノです。
では、有意識はというと、
写真左下に少し窪みになっいるところがあります。
その中に鎮座されていますね。
間近くで見ていないので、神様なのかはたまたお地蔵様なのかわかりませんが人の手で作られ人の意識的によって供えられたモノでしょう。
今回たまたま使用した写真がでしたが、このお題にピッタリでした。
なぜなら人は普段、有意識の部分はたった5%で無意識の部分は95%なのです。
まさに写真のように無意識(自然)がほとんどです。
思い返してみてください。
みなさんが普段生活をしている中で、ほとんどが無意識にこなしていませんか?
朝起きてからのルーティーン、駅から職場までの移動、食事中、友人との会話、階段を登る、等々。
例えば歯を磨く時、歯ブラシに歯磨き粉をつけて、口に持っていって、先ずは一番奥の歯を横にこすろう
などと、いちいち一つひとつ意識しながら磨きますか?
もし、意識していたとしたら、今朝の歯磨きをどの順番でどうやって磨いたか覚えていることでしょう。
どうですか?鮮明に覚えていますか?
順番を覚えている!と思った方、それが無意識のルーティーンなのです。
さて、このように人は普段の行動や思考を無意識に行っています。
この無意識の部分を磨き上げたらどうでしょう。
無意識に行っている能力、潜在的能力を磨くことによっていわゆる第六感が研ぎ澄まされるのだと思います。
これは、著者妙心寺副住職松山大耕氏のビジネス禅入門に書かれていましたが、例えばテニスのトッププレーヤー
のサーブは時速200キロ以上。サーブが放たれてから反応したのでは到底打ち返すことができないスピードです。
それが無意識の部分を磨いた選手は、そのサーブを第六感で反応し捉えることができるというのです。
要は放たれる前に感覚が働くのです。
実は、こういった感覚はわたし自身も思うところがあるのです。
聴くことやそれらに関したことを深く考えたり追求したりしていると、ゾーンに入ることがあります。
そういった状況をしばらく何度も体験していると、非常に第六感というモノが働くのです。
例えば、無意識的に数秒後の映像が感覚としてわかったりするので、それに対しての行動ができるのです。
ただ、これが面白いことに、そういった思考やゾーンに入ることがない日々だとその六感の働きが鈍くなるのです。
ああ、これは日々の思考の積み重ねだなと思ったことがありました。
本来ならば、食事も靴を揃えるのも会話するのも一つひとつ意識的に向き合うことが望ましいのでしょう。
歯磨きの順番とまでは言いませんが、例えば携帯を観ながら食事をするのではなく食べることに集中する。
すると味も更に美味しく感じることでしょう。
そして、自分の仕事や得意とすることに集中し磨き上げる。
簡単なことではありませんが、やる価値はあると思います。
常日頃から意識して行っていくとやがて無意識に第六感が働くようになるかもしれません。