ソシャゲと依存症と私
このところ投稿が滞っていたのは、ソシャゲのガチャでドブって主にメンタルがそれどころでは無かったからだ。
ただですら生活全般へのモチベーションが低いのに、趣味娯楽に対してまでやる気を損ない、いよいよ不味い事になった。
今更説明するまでもないと思うが、ソーシャルゲーム略してソシャゲには大概キャラクターの誕生日限定のガチャが存在する。
二月が最推しの誕生日かつ高レアのカード未所持だった私は珍しく課金してガチャを回しまくった。
結果は大爆死で、81連して「これはもう出ないな……」と撤退を決めた。
ここで引き返せたのは、ある意味幸運だったと思う。大概ギャンブル依存に陥る人は、ギャンブルでの負けをギャンブルで取り戻そうとしてドツボにハマるからだ。
そもそもこのゲームを始めるにあたって一ヶ月の課金額を一万以下に抑えるとの縛りを設定していたので、これ以上の課金はサッカーの試合で手を使うような、即退場レベルの違反行為だ。
ゲームが面白いのはルールが存在するからだ。
若い頃買い物依存気味になり、湯水の如く金をつぎ込んだ反省から関連書籍を少なからず読んでいたので、ガチャの依存性についてはかなり警戒していた。
依存症になるといつも依存対象の事ばかり考えてしまい、その費用をどう捻出するか頭を悩ます。その他の私生活の優先順位が軒並み下がり、健康を害したり人間関係が拗れたりしやすくなる。
私の場合ターゲットは洋服やアクセサリーで、ハイブランドではないが、そこそこ値の張るブランドだった為、一度の買い物で数万使うのが当たり前の感覚でいた。
思い返しても頭がバグっていたとしか思えないが、この時の経験があったからこそ、今の自分は多少ブレーキが効くようになったとも言える。
……と、何から何まで依存症が悪者のように書いてきたが、趣味と依存の境界って随分曖昧だし、依存に陥っていた過去を全否定するつもりもない。
当時買い漁った服飾品はほぼ手元に残っていないが、今でも「あれを買わなければこれが買えたのに……」といった後悔はしていない。
苦しい思いもしたけれど、当時の自分にとって、気持ちを満たしてくれる必要なものだったと感じている。
今では着道楽の熱も冷め、セールを含めて年に数回買い物する程度だが、それでもやっぱり服は好きで、趣味のひとつとしてそれなりに楽しめている。
せっかく始めたソーシャルゲーム。メンタルを病まない程度に、細く長くつき合っていきたい。
今回の参考文献↓
『マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ) 』
https://booklive.jp/product/index/title_id/60005358/vol_no/001
『人生で大事なことはみんなガチャから学んだ 』
https://booklive.jp/product/index/title_id/907457/vol_no/001
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