投手のコントロールを改善するのに最初にやるべきこと
お父さんのための野球教室の桜井です。
投手のコントロールを改善する時の話。
なんとかしようと思って頑張るんだけれど、上手くいかないことってあるよね。
そんなときは、なんとかしたいことをなんとかしようとせずに、なんとかしたいことを上手く使う方法を考えるのも、ひとつの手。
特に投手のコントロールは“その手”が良い方にはまることはよくある話。
たとえば、右投手だとしよう。
右打のアウトコースに投げているのに、シュート回転して真ん中の甘い球になる場合、
シュート回転しないように練習するのも大切なのだけれど、軸足を置くプレートの位置をずらしてみるのはいい。
いつもはプレートの三塁側に軸足を置いて投げているのを、一塁側に軸足を置いて投げてみる。
そうすると、
遠めのアウトコースから近めのアウトコースへの面白い軌道で投げることができる。
他にも、高めにボールが浮く!
そんなときは、ワンバウンドで投げてみる。ワンバウンドになりたくない!って脳は思うから、腕の振りが速くなる。
すると、低めに伸びのあるボールがズバッと決まる、、、こともある。
このアプローチは、短期間で結果を変えたい場合に有効だ。
スピードは今すぐ10キロアップはしないけれど、コントロールは今すぐ100点を取ることができる。
コントロールが決まり出すと、自信をもって投げることができるから、振る腕のスピードが変わってくる。いわゆる、伸びやキレも改善してくる。
ピッチャーで上手くいかない場合、フォームを矯正しようとすることが多いのだけれど、投げるコースを変えてみる、あるいは投げる場所を変えてみる。
間近に試合が迫っている場合、そして試合中、そしてフォームのどこが悪いのかわからない場合、まずそんなアプローチから始めてみてね。
※2020年に配信したメルマガを加筆修正して掲載しています
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