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島暮らしで恋しくなるもの

今日の議題は『島暮らしで恋しくなるもの』と題し、島生活3年目に突入した25歳の私が、私なりの自論を持って、島で暮らしていると恋しくなるものを発表する回にする。

【恋しくなること】
・ショッピングモールや気分転換の買い物
・カフェ
・ファストフードやチェーン店
・激安スーパー/100円ショップ

【街にいたらできないこと、回避できること】
・海と山の景色、自然に囲まれた生活
・当たり前みたいにおいしい空気
・静けさ
・魚や野菜をもらうこと
・数分で釣りに行けること
・人の温かさ、交流
・満員電車や人混みのない生活
・島時間
・人と比べる事が減った

島暮らしをするとtripのほうが日常と化し、カフェやショッピングモールや安いスーパーなんかが遠のいていくので、それらが恋しくなる時がある。表裏一体という言葉があるように、両方は手に入らない。代わりに、海や山のおいしい空気がすぐそばにある生活が身近になり、自然に囲まれて静かに暮らすことができるのが島。島に来て思うが、自然のパワーというのは本当にある。海と山を感じながら目一杯吸いこんだ空気は、心と体に栄養をくれる。夜はほとんど車も通らないし、騒音とは無縁に近い。魚や野菜や柑橘をもらったり、地域のバレーボールに週末通ったり、若い子の母数が少ないからこその集まろう精神で、定期的に集まりの開催がある。移住者での関わりもそれなりにある。
埼玉から島に移住した私からすると、満員電車や人混みのない生活は快適で、東京まで通勤していた過去にはもう戻りたくないと強く思う。島時間という言葉があるくらい、島では不思議と時間の流れが緩やかに感じたり、のんびりと人と比べずに自分の思うように生きやすい環境と生活があると思う。職場でも若い人はいないから比べられることも、自分が他人と比較してしまうこともないし、島民も移住者も様々な人が自分なりの生き方と生活をしているのを、島だと身近に知ることができるから、他人と比べるという無意味なことをせずに済む。
それでも、月に1度は島から出て、買い出しに出たくなる。私はカフェの中でもタリーズが1番好きで、ハニーカフェラテを月に1度は飲みたくなる。3年も島に住むともうないけれど、移住したばかりの頃はマクドナルドやミスタードーナツが恋しくなり、無性に食べたいと思うことがあった(まぁ、島ではどうしたって食べられないので諦めはすぐつく)。あとは島は船代も上乗せされて物価が高いので、激安スーパーや100円ショップの有り難みが身に沁みる。だから月に1度、島を出るときは帰りに激安スーパーに寄ることも考えて予定を立てるし、100円ショップで買いたいものリストも作って、買い忘れて後悔しないように事前から準備しておくことにしている。ふとショッピングで気晴らししたくなったり、パーっと気分転換にお金を使いたくなる事がたまにあったとしても、簡単には行き着けないため無駄遣いせずに済む。

今や欲しいものはAmazonにあることの方が多かったり、 物欲がそんなにないので月に1度ふらふらっと街に出れて、ショーウィンドウを覗いてハニーカフェラテを飲めたら十分なマインドになった。ファミレスがなくてもいい。月に1度の街探訪も大事だけれど、それよりも島で過ごす休日をどう過ごすかのほうに私は焦点を当てていきたい。だから、ひと月前からnoteで休日BLOGを始めることにした。ないならないなりにできることはあるし、お金を使って得る満足感や楽しさ以外をたくさんしたい。それはお昼寝だし、ビーチコーミングやピクニック、空き地でフリスビーやバドミントンをすることや、釣りやまだまだ私が知らない楽しみも沢山あるはずで、少しずつ楽しみを増やしていきたい。せっかく島に来たのだから。

どっちが良いとかではなくて、その人がどのように暮らしたいか、街か田舎のどちらで暮らすのが自分らしく生きられるのかが大切だと思う。もちろん、簡単に行動できることではないのも分かるけれど、街から島という辺鄙な田舎に身一つで移住した私は、街で窮屈な思いや日々ストレスが積み重なる生活をしている同世代の人がいたら、そこで特に目標ややりたいことが明確にないのなら、それでいて時間が沢山ある感じなら、自分の暮らしたいように暮らせる場所を探して、訪れてみるのも手だと思う。こんな時代だけれど。
田舎に行くと、若者は若いというだけで大切にされるというか、ちやほやされる。それをお節介や疎ましいと思ってしまうか、気にかけてくれてありがとねと流せるか。私は隣人さえ知らないような、挨拶も交わさないような冷たさを感じてしまう都会に住んでいたから、島のみんながお知り合いで、人とすれ違ったら挨拶をするとか、最近どうだと気にかけてくれるような島の目が新鮮で、ありがたいと思えるタチなので、ここでの生活が合っている。最近では、すっかり島の人になったと年配の方からお褒めの言葉?も頂く。
でも、だからといってその土地に合うように染まらなくてはいけないとか、永住しなくてはいけないわけではない。動く時が来たら動いて、島暮らしで学んだ知恵も交えて暮らせばいい。どちらもいいとこ取りで生きていきたいから、悪いところよりもいいところを見る努力をする。それが今は島の比率が高いというだけだ。人間は変わっていく生き物だから、子供ができたり、もっと歳を重ねたら、考え方も違ってくるかもしれない。
島暮らしを自信を持ってやっているから、メリットばかりを書きがちだけれど、やっぱりデメリットとして、不便さやフェリー代が高く本数も少ないこと、医療機関への不安、物価の高さや島だからと欲しいものが配送されないことなどもある。夜6時にはスーパーも閉まってしまったり。

この記事が少しでも、どこか別の場所で暮らしたい人や、島暮らしに憧れている人の背中を押せるものになれたら私がnoteを始めた意味があると思う。質問などもあれば、メッセージを頂いたら私なりに一生懸命考えて応えます。

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