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大人ですが、せっかくなのでN予備校でちょっとだけ勉強している。ああ、音声をうまく聞けなくて、手書きでノートが取れなくて、それでも勉強したい子供を応援してくれる大人がたくさんいるんだ。私のような人間のための学校が、今はあるんだ。それだけで、泣きそうになるぐらい嬉しい。
Before状態を根性のみで乗り越えた者だけが ADHDに「努力が足りない」って言っていいけど、 本当はできればそんなこと言わないで、うまくやる方法を一緒に考えてほしい
Before午前10時。これからプレゼンの資料を作らなければならない。
パワーポイントのアイコンをダブルクリック。
マウスの指が当たるところに汚れがついていて、
ざらっとした感触になっている。
少しくすぐったい。
まあ、そんなに大した汚れじゃないし放置でいいか。
いつのまにかできていた指のささくれが痛い。
気になるとつい触ってしまう。
あ、血が出た。ティッシュティッシュ。
よかった、止まった。
できないの内訳:特性と能力と評価について
これまで、知能検査のでこぼこを「特性」っていうのあんまりピンと来てなかったんです。単に「能力」だときついから、現実を直視しないですむようにやわらかくして言ってると思っていたから。でも、そういうことじゃないのではないか、と思ったので書きます。
英語で考えると。特性はfeature 、中立的な「特徴」ということです。一方で能力というのはability。何かができる(able)ためのもの。Abilit
ニュースで読んでも(哀悼の意とは別に)結構平気だったんですけど、カラオケでGod knowsを歌ったら怖くて悲しい気持ちがやってきて泣きそうになってしまったので、私は今遅ればせながら自分ごととして嘆き怒っている。私の楽しみ100%だったカラオケタイムを返してくれ。許さん。
理由とかは全部嘘だった
座って読めるタイプの本屋で、「モラルハラスメント」という本をちら読みした。あれ、うちで起こったこと見てたの?というぐらい、うちの母親(モラハラパーソナリティー)と我が家で起こった出来事が時系列で描写されていた。
最初は矛先がパートナーに向くこと。子供の自我が芽生えだしたあたりから子供にも暴言が向けられること。ヤバイ時期とうまく行ってるように見える時期(ハネムーン期)を繰り返すこと。配偶者はなかな
パワハラ認定されるから何にもできないって言う人と、ニューヨークの図書館について
「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」 という映画を観た。
アメリカのニューヨーク市にある公共図書館(市がお金を出して、市のお金+民間の寄付で、NPOが運営しているらしい)の仕事を淡々と撮影したドキュメンタリー映画で、いわば「透明人間になって」(公式パンフレットより)職場見学をしているようなだった。
※以下、映画のネタバレを含みます。
映画は、図書館のホールでリチャード・ドーキンスが講演し
全面的に善い人間にならなければ、人助けなんかできないってことはないと思う
上野千鶴子先生が東大生にインタビューを受けた記事を読んでいろいろ考えたので忘れないために書いておく。
私は、障害者だ。障害は個性だーって言うだけでは生活がままならないぐらいの障害者だ。一人で自力生活を送っていると、朝の支度ができなくて仕事や学校にはなかなか行けず、コップの中のお茶はいつの間にか腐り、床はゴミとホコリで見えなくなる(ADHDあるある、、ですよね?)。今は色々な支援とかがあって仕事が
なぜエコラリアをやっちまうのか
「つま先立ちのサンちゃん」という自閉症スペクトラムっ子・サンちゃんの漫画を楽しく読んでいるのですが
この間の更新で「エコラリア」のお話がありました。
かくいう私もエコラリア的なものがあります。
今の私はASD(自閉症スペクトラム)にしては運動能力が高いほうで、真似するのがまあまあ得意なので、外では結構定型発達ぽい動き(会話・表情)をすることができます。
でも、気を抜くと前に聞いた/自分で言った言
自閉症のことばと、ヤノマミの家
「自閉症だったわたしへ」という本を読んだ。著者のドナ・ウィリアムズは幼少期カナー型の自閉症といわれていたが、その後徐々に定型発達の人とのコミュニケーションを覚え、大学まで卒業した人だ。いわば、大先輩である。本には自閉症の人の内面が細かく書かれており、あまりにも幼少期の自分が考えていたことと似ているのでかなり驚いたのだが、なかでも言葉とコミュニケーションに関する考察がものすごく印象に残った。自閉症の
もっとみるハイパーレクシア雑感
自閉っ子などにたまにある特性の1つに、ハイパーレクシア(過読症)というものがあるらしい。簡単にいうと「すごく読むのが得意」という状態を指すが、ハイパーレクシアの反対であるディスレクシア(失読症)と同様、他の能力に比べて、という注釈がつく。詳しい定義についてはwikipediaか何かを読んでほしいが、私はこのハイパーレクシアというやつに大いにあてはまる。“ハイパーレクシア”で検索して驚いたのは「幼い
もっとみる自分は普通の人間だと思ったこと
私は日本で育った日本人だけど、自閉症スペクトラム障害(ADHDでもある)をもつ人間の常として、自分は普通じゃないと思いながら育ってきた。
どこに行ってもあんまりなじめなくて、すぐ文句を言いたくなる。「普通の人って本当にしょうもない」「本当は物事はこうあるべきじゃないのに」と。
「普通の人」の声はうるさい。なんであんなに大きな声で笑うんだろう。
グミとかガムとかチョコレートとか、気持ち悪い味と感触の