事務所回り
午前中 面接1件目は、第2希望の事務所P。
基本的には、合格したらその時点で所属だから
第1希望を1つ目に持ってくるんだけど、
(交渉すれば待ってもらう事も出来たりはするけど)
ここの担当の方と英語が上手く通じず、
面接日程を交渉出来なかったので1つ目に。
(私の英語力がダメなのかと通訳の友達に
見てもらったけど、その子も読解不能w)
ちなみに、ミラノの事務所では英語堪能な方が
ほとんどだけど、稀に得意じゃない方もいる。
(現場一緒になったモデルの子は、
マネージャーが英語苦手で話が通じず苦戦してた)
楽しもう!
と決めていたのに、事務所前で すでにガッチガチ。
中に入ると、綺麗な女性が笑顔で案内してくれて
事務所のTシャツと、アンダーウェアに着替える様
指示され、採寸。
サイズを読み上げられると、バストが大きい。
太った?!
次にウエストを測ると、やっぱり3センチ位大きい...
メジャーを見ると、何と斜めになってる。
本来ならここで指摘しなくてはいけないのに、
何も言い出せず、どんどん進む。
(正しくないサイズで受からなくなる可能性大だし、
万が一受かっても、このサイズで載せられたら
現場でサイズが合わなくて迷惑もかかる)
もちろんヒップもサイズオーバー。
採寸のメモを担当者(おそらくメールやり取りしてた方)
が見ると、怪訝な表情。
そうですよね、そのサイズじゃね😓
2往復歩くように言われるも、1往復した所で止められ
「Thank you.」
終わった...
このThank you、この後 キャスティングで散々
聞く事になるんだけど、
ありがとう、じゃなく、もう結構です、という意味。
最初の女性が困った顔で、残念ながら不採用です、
的な事を説明してくれたと思うけど、頭が真っ白で
もうよく覚えていない。
とにかくその場を離れたかった。
泣きそうになりながら帰路を歩く。
何やってるんだろう...
そもそも私には無理だったんだ。
なのに何で遥々ミラノまで来てるんだろう。
事務所を決めた仲間たちの顔がよぎる。
彼女達と私は元々違うんだ、努力だけじゃ埋まらない。
夕方から第1希望の大手事務所の面接が入ってるけど、
第2希望の中堅事務所でも決まらなかったのに、
もう受かる訳ない。
次々襲いかかってくるネガティブな感情
もうやめようかな...
...
...いや、
ここまで頑張ってきてミラノまで来て
挑戦しないで帰るなんて馬鹿げてる!
応援してるって言ってくれた海外組のモデル仲間や
友人達の顔が次々浮かび、かけてくれた言葉が浮かぶ。
「頑張らなくていい、力抜いて」
「やる事やったらあとは楽しんで」
真面目に考え過ぎてガッチガチになってしまう私の事を
よく分かってくれてるな、と可笑しくなってくる。
楽しもう!
後悔はしたくない。
たとえダメでも、事務所巡り出来て楽しかったと
思えるようにやり切ろう。
気持ちが切り替わった。