脳内ゲームオブザイヤー アーカイブ '18
第35回の脳内ゲームオブザイヤーは西暦2018年。
2021年から振り返ると"3年前"。
高校生なら中学生だった頃だ。全然昔じゃないよね!
2018年に遊んだゲーム(2018発売ではない)の中で一番を決めたい。
ミニ系ハードが流行る
2018年よりもちょっと前くらいから、ミニ系のハードが流行った。
据え置きゲーム機の新型は発売しなかったけど、
「ネオジオミニ」と「プレイステーションクラシック」がこの年に発売している。
ネオジオミニはネオジオ大好きな筆者としては即買いアイテムだった。
プレイステーションクラシックは、遅延(=ボタンを押してから画面が動くまでに僅かに時間差・遅れ)があって鉄拳3やミスタードリラーが当時と同じ感覚では遊べない…という評判を聞いてしまい、唯一、ミニ系で購入してないハードとなってしまった。
ゲームソフトで人気があったのはSwitchの「スマブラSP」とPS4「モンハンワールド」。どっちもやったけどどっちも楽しかった。
「ポケモンLet’s Go ピカ/ブイ」もこの年だ。筆者まだシルフカンパニーにいるわ…そろそろクリアしないとな。
スマートフォンはiPhoneXS maxとかPixel3のころ。
ガチャで出るカード1個1個の排出確立を画面で確認できるようになったのはこの年からだ。(それ以前から表示してるゲームも少しあったけど)
アプリ「プリコネRe Dive」「ドラガリアロスト」「新・三國無双」などがサービス開始した。
あとあのメチャクチャ広告が出まくってた「マフィアシティ」も18年サービス開始だった。
ゲーム以外だと冬季オリンピックでカーリングが流行って、「そだねー」「もぐもぐタイム」などが流行る。
「eスポーツ」って言葉がテレビなんかでよく聞かれるようになった。
テレビ番組だと、ドラマ「おっさんずラブ」や教育番組「チコちゃんに叱られる」がヒット。チコちゃんの決め台詞「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が流行った。
アニメは「未来のミライ」「君の膵臓をたべたい」「ゆるキャン△」「ポプテピピック」「からかい上手の高木さん」など。
2018年 ノミネート作品
スト5アーケードエディション(PS4)
スト5のバージョンアップ版。
無印のスト5を持ってる人は無料でアプデできた。
スト5リリース時の公約で「今回は"○○エディション”を別売りにして何度も金をとることをしません」みたいなこと言ってて、カプコンやるうぅ!って思った。思ったのだが。
でも、その次の"チャンピオンエディション"は無料アプデじゃなくて金が要った…orz
筆者はチャンピオンエディションは買わずに未だにこれ。モンスターハンターワールド(PS4)
PS4で出たモンハンの(当時)最新作。地形のグラフィックがすごくきれいになってつなぎ目やロードが無くなり、快適に遊べるようになった。
モンスター同士の喧嘩や、足跡などを調べることでモンスターの位置がわかるようになった(ペイントボールがいらない)、回復薬飲んだ後のシャキーンポーズが無くなったなど改善点・変更点が多い。
何かとバッシングされる受付嬢だけど、筆者は可愛いと思う。デトロイト・ビカム・ヒューマン(PS4)
人間とアンドロイドとの共存をテーマとした映画のようなゲーム。
いやむしろ「ゲーム要素がある映画」といった方がいいかもしれない。
操作の結果によって分岐が起きるなど、インタラクティブな要素のある映画だったと言える。ストーリーは凄く面白かった。アーケード筐体を増設稼働した(筐体)
この年筆者はビデオキッズ筐体を購入した。
横画面の格闘ゲームなどをこの筐体で遊び、これまで所持していたテーブル筐体は縦画面のレトロゲーム用にしようと思い立ったのだ。
稼働したタイトルは以下の通り。
ポケモンLets’Goイーブイ(Switch)
ピカブイは初代ポケモンのリメイクではなく、「ポケモンGOを家庭用にしたもの」という感じを受ける。
野生との戦闘がないし、野生捕獲のボール投げがポケGOと同じルールだし。
ポケGOに、初代と同じ物語を追加したという感じ。
ただし当時の話ではなく、時間が経過していて、主人公は初代レッドの後輩って形になってる。ただし旅の先々で起きるエピソードは初代と似た感じなのだ。
ロケット団とか、トレーナーとのバトルはある。
アニポケで有名な(ゲームには今まで出てこなかった)ムサシとコジロウとニャースも出てきて、主人公と戦うことになるよ。サイヴァリアデルタ(Switch)
いまは「BUZZる」といえばネットへの書き込みにイイネやレスがたくさんついて騒ぎになることを指すが、当時はBUZZといえばサイヴァリアだった。
弾幕シューティングゲームなんだけど、敵弾を自機にカスらせる(BUZZらせる、と呼んだ)ことによって自機が経験値を得てレベルアップしていく。というものだった。
激しい弾幕は、普通のシューティングだったら嫌な存在だけど、サイヴァリアの場合、いやな反面「経験値おいしいです!いただきます!」という気持ちがわく(そしてBUZZらせるために接近し、操作ミスで死ぬ)。ドラガリアロスト(スマホ)
サイゲームスと任天堂が共同開発してるソシャゲ。
任天堂が作るのだから面白くなるだろう!と思って期待していて開始後即遊んだ。率直な感想として、白猫とあんま変わんねえ。と思った。
受賞作品
第35回脳内ゲームオブザイヤーに輝いたのは…
RPGツクールDante98に続き2本目の、脳内GOTYに通算2回ノミネートしたゲームとなった。
1993年にノミネートしてから25年。四半世紀の時を経てまさかの受賞!笑
この頃、自宅にアーケード筐体を買ったんですよ。ビデオキッズ。
前から持ってたテーブル筐体は「縦画面用」にして、横画面で格ゲーできる筐体が欲しかったの。
あとネオジオミニも買って。
前の年に発売した、アケアカネオジオでも餓狼伝説SPECIALは買った。
2018年、我が家ではリビングのPS4、ネオジオミニ、筐体の3箇所で同時にガロスペができる環境が構築された。
内容について説明がいるだろうか?
「スト2」の対抗馬としてSNKから餓狼伝説1が発売されたのが1991年。
「MVS」という基板(ゲーセン版のネオジオ)で動作するゲームだ。
基板というと緑色の板にICやROMがはんだ付けされている物体を想像すると思う。「スト2」の基板はそんな感じだった。
しかしMVSはゲーム筐体の中を開けるとファミコンのようにカセットをさせるようになっており、カセットの交換で別のゲームに変更できた。
カセットの大きさはファミコンと比べてかなりデカく、ビデオテープくらい。…と言っても今の人には伝わらないか。Switchのドックくらいの大きさだった。
当時、スト2などの一般のゲーム基板が15万円~20万円くらいしたらしいのだけど、MVSのカセットは5万円くらいで導入できたらしい。
無料リースもあって(売り上げを折半する。SNK:設置してる店の取り分が7:3だったと聞く)設置店はゲームセンターだけでなく、商店街や駄菓子屋など多岐にわたった。
MVSは田舎の酒屋とか文房具屋の軒先とかにも設置されてて、マジそこらじゅうの店で遊ぶことができた。
王者スト2に対応するための電撃作戦だったんだろうね。
「餓狼伝説スペシャル」はMVS餓狼伝説の3本目(2のバージョンアップ版に相当する)。
「2」に登場した8キャラクターに加え、「2」ではCPU専用のボスキャラクターだった4キャラクターがプレイ可能に、さらに「1」に出てきた敵を3キャラクタープレイ可能にして追加、あとおまけに隠しキャラクターが1キャラクター。合計16キャラクターが登場した(操作できるのは15キャラクター)。
15名が使えるというのは当時の格闘ゲームの中ではかなり多かった。
「スト2ターボ」が12人「サムライスピリッツ」がCPU専用ラスボスを入れて13人だったので、キャラクター選択画面が賑やかに感じたものだ。
「餓狼伝説スペシャル」が稼働して比較的すぐ後に「スーパースト2」が稼働開始した。そちらは16キャラクターを最初から使用可能で、餓狼伝説スペシャルより1名多かった。
いまは鉄拳とかKOFとか50人くらいキャラいたりして凄いことになってるけど、当時はこれでもすげーって思ったんだよね。
おじさんは50人もいたら敵が出してくる技を覚えきれないので、最近はキャラ数多くなくてもいいやって思ってしまうけど。この頃は多ければ多いほどいい。最小でも12人欲しい。今時8人しかいないのはクソ。
…みたいに思ってたな。
ゲームの内容も一応おさらい。スト2と違う点をざっと挙げてみよう。
ゲームは横視点だけど、手前・奥の2つのラインが存在する。最初は手前のラインにいるんだけどABボタン同時押しで奥のラインに逃げることができる。敵の波動拳をジャンプしなくても、奥に逃げることができる。
バックステップができた。スト2では一部のキャラしかできなかった。レバーを後ろ方向に「コンコン」と素早く2度入力するとバッと後方に飛びのいて敵の攻撃を回避できる。飛びのき中は喰らい判定が無くて、上手い人は活用してたと思う。最近は殆どの格ゲーでできるようになったかな?
敵と離れた状態でCボタンを押すと相手を「挑発」できた。「龍虎の拳」では敵の気力メーターを少し下げる効果があったが、餓狼には気力という概念がないため挑発には意味があまりなかった。煽りの効果のみ。
CPUにされると腹が立つw自分の体力が少なくなる(赤く点滅する)と「超必殺技」が出せるようになる。超必殺技は何回でも出せる。隙が大きいけどめっちゃ強くて1ヒットでHPゲージ半分。くらい減らすことができる。
防御中に「レバー前+Aボタン」を押すと「避け攻撃」を出せる。少しゆっくり目だけど、上半身に食らい判定が無い、相手の攻撃をよけながら反撃できる技。あまり詳しくインストカードとかに書かれてないんだけど、知ってるのと知らないのとでは差が出るテクニックだった。
スト2はキャラのボイスが出るのは「必殺技を出した時」と、「投げを出した時」と、「死んだ時」だけだった。
餓狼はそれに加えパンチやキックを出した時「はっ!」「ヤア!」と、ダメージを受けた時「ウッ!」「うわぁっ!」、敵を挑発した時「カモンカモン!」など、声の出るタイミングが増えた。
また餓狼1は社員の声だったけど2以降は役者さんに声を当ててもらっている。スト2には無かった「当て身技」がある。コマンド入力をすると、一瞬だけ防御ポーズをとる。この瞬間に敵の攻撃がこちらに当たると、それをキャッチして投げ飛ばしてしまう。というもの。
難易度はけっこう高い。
MVS、ネオジオのゲームはCPUが強めの傾向があって「お前の入れた100円はここで終わりだ!」という企業の強い意志を感じるゲームが多かった。
それにどこまで(100円1枚で)抗えるか、みたいな感じだった。
超反応してくるCPUをうまくパターンにハメて殺す方法、友人間で情報回ってきたりして共有してたもんなw
モンハンワールドも凄くよかったし、スト5もいいんだけど、息子もガロスペよく遊んでたし今回はこれで!
[B] で ぬけます.