客単価の増やし方①
宣伝はお客様を呼び込むために必要な事ですが、
宣伝してすぐに効果が出るとは限りません。
しかし、費用をかけて宣伝する訳ですので
どこかで、なにかしらの評価をしなければいけません。
問題は評価の一例です。
問題では折り込みチラシを宣伝方法としています。
問題の宣伝費用は2万枚の新聞折込に対し、
印刷代、配布料金を合計して11万5千円です。
これが宣伝費用です。
お店の存在を知らない見込み客に対してお店の情報を伝える手段として利用します。
宣伝はお客様に届ける方法ですので、
折り込みチラシに付けた割引チケットの回収枚数で届いた人数を評価出来ます。
資料では500人、売上高は640,000円増えたとあります。
問題の①は宣伝費用をチケット利用枚数=利用客数で割る事で
1人当たりの宣伝費用を求めます。
115,000円÷500人=230円
1人のお客様に届けるために230円の費用がかかったと評価出来ます。
問題の②は粗利率を60%と仮定して、増えた粗利高を求めます。
640,000円×60%=384,000円
これが折り込みチラシを行ったことで増えた粗利高と評価出来ます。
粗利高384,000円から宣伝費用115,000円を引くことで
実質的な利益が求められます。
②の答えは269,000円です。
次は何を媒体にして宣伝するにしても今回の結果と比較する事で
1人あたり、230円よりも安く済めば「より効果の高い宣伝方法」となり
269,000円よりも多い利益が残れば、「より効率の良い宣伝方法」と評価出来ます。