ワコールの言う「女性」とは「誰」のことなのか?

あまりにも決算内容が悪いので(予想通りです)めちゃくちゃ今更なタイミングでワコールの社長が「試着室のご利用は女性のお客様に限らせていただきます」と声明を出しました。
結果、火に油を注いだだけ。この遅きに失したタイミングで更に燃料投下って、会社を潰したいのかって思いました。

この一連の騒動において、ワコールという会社の「火消し」のどこが駄目だったのか。

1)10月13日(日)頃の週末にSNSで大炎上し、これが発端です。なのに週明けすぐに会社として公式の発表は何もなかった。10月28日にようやくお詫びのお気持ち発表(あったらしいです。知らんかったw)と、今(11月11日)になって何言ってんの。

2)「試着室利用は従来通り女性に限定している」
その「女性」の定義は?って話なんです。
a.生物学的女性(雌雄異体のホモサピエンスにおいて卵巣を持つ方の性別)
b.特例法に則り性別適合手術こと性器の美容整形を経て戸籍の性別を女性に変更したみなし女性(60歳まで男性として過ごしていた女好きのオッサンも含む)
c.先日ニュースになった「性別適合手術を受けずに戸籍の性別を変更」した、戸籍上だけ女性ということになってる男
d.性別適合手術はしていないし将来的にする予定もつもりもないが、「性自認は女です」と職場のトイレや更衣室は女性用を使えるよう裁判を起こすような男
e.性自認が男で女装を楽しんでる男

10月13日から11月11日までの間に
最高裁判所裁判官国民審査で、経産省の女子トイレ裁判において原告の男性(妻子ありの50代、顔の整形はするのに下半身の整形は頑なに拒み、Twitterに卑猥な投稿をし続けた奴)に非常に有利な判決を出した今崎裁判長が10%超えの不信任を受け、反LGBTQを掲げるトランプが再選を果たす
という女性の尊厳・権利にまつわる重大な出来事があったのに、そういった世間の女性の不安感や良識ある男性の声を全く気にしていなかった、ってことです。

3)「トランスジェンダー・クロスジェンダー」への対応で「性別にかかわらず利用できるフィッティングルームがある場合は、ご案内しましょう」とはっきりマニュアルに記載されてる

10月28日のお気持ち発表でも11月11日発表のお気持ち発表でも、マニュアルの具体的な改訂には言及されていません=現在でもワコールはトランスジェンダー・クロスジェンダー(=女装男)フレンドリーです。
つまりトランスジェンダー・クロスジェンダーが女性専用でない試着室での試着はできると明言されてます。2)のabcdeのどこまでを社として「女性」と定義しているのか不明ですが、bcdeのいずれのタイプでも、それどころか「悪意を以て女性用下着を身につけ、返品する変態男」も排除されていません。
現場で販売員さんが目の前の男はbcdeのどれにあたるのか正しく判断し、かつ相手から脅迫まがいの行為を受けても屈せずに女性専用でないフィッティングルームにご案内できるんですかね?
いずれにせよ本来の顧客である女性は男が試着した女性用下着を気にせず買える人だけ利用する、という判断になろうかと思います。

4)「そもそも女性用下着売り場に『男性』は入って来ないで欲しい」という女性の不安感はガン無視

5)「『返品可』の通販で男が購入し返品する、男が試着した店頭在庫を通販で新品として送られる」という懸念もガン無視

不動産を売却してようやく黒字を確保したようですが、ワコールはもう立ち直れないでしょう。トランス忖度して破産した世界で最初の企業になるかもしれません。立ち直れる可能性があるとすれば、
・経営陣の刷新及びマニュアルの削除
・生物学的女性のみ真の顧客とする宣言
は最低限でも必要です。

wokeに騙されるオッサンばっかりの経営陣じゃとてもそんな判断はできないと思います。もともと主要な顧客だった金持ちの女装男※への顔向けもできないでしょうし、経営再建は難しいでしょうね。

※Twitterにてとあるオネエさんからの情報。そんなまさか!?と思いましたが「サルート 女装」で検索するとめちゃくちゃセンシティブな画像がわさわさと出てきますので、心臓が強い人はどうぞ。

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