台湾・南投県のザ・ラルー(The Lalu Sun Moon Lake/日月潭涵碧楼酒店)に宿泊したよ(2)

続きだよ。

↑前回はこちら。

取り替えられたテーブルのお花

[夕方のターンダウン]
ディナーまでゴロゴロしていると、ターンダウンのスタッフさんがやって来ました。総勢約4名がかりです。

ベッドシーツの取り替え、水回りの清掃、ウェルカムフルーツの追加等の他、テーブルのフローティングフラワーの取り替えやテラスへのキャンドルの点灯及びお香への点火(多分虫除けのお香)をしていかれました。
尚、室内にもひっそりと蚊避けの薬(コンセントにさしておく目立たないタイプ)が置いてあり、丁度いい気候だったのに部屋とベランダでは蚊は見なかったです。
資料館では虫に襲われかけ、タオルをぶんぶん振り回してました。

ベランダのキャンドル。就寝前に吹き消した

お部屋の植物はベッドサイドと洗面所の胡蝶蘭(芸能人の控室みたいだった)、テーブルの上のフローティングフラワー、ベランダの盆栽です。

盆栽と、ガラスに映った胡蝶蘭

こういう植物があるところも贅沢な空間だなーと思います。

[灯されるキャンドル]

レストランの帰りに撮ったもの
昼間の様子。わかりづらいですが皿の上にお花が載ってます

夕方になるとベランダにキャンドルを灯してくれる他、共用部のフローティングフラワーもキャンドルに変わります。手間がかかってんな〜
日没後は幻想的な光景でした。

[2品で1時間! 計2時間のディナー]
ほいで、お待ちかねの夕食です。スタートが17時30分と早目なこと、量は多いだろうと予想してお昼間は買い置きの卵だけ食べました。この選択に間違いはなかった!!!

中華レストランはスパ等が入る棟にあります。日月潭の見えるお席に案内していただき、セット(コース)とお茶をオーダー。
事前にホテルから「アラカルトは多い(シェア前提)のでセットがいいと思います」と情報をいただいていました。確かに他のテーブルを見ると3〜4人でシェアする前提の量でした。中華料理だでね!

油断した前菜

前菜がこの通り、量が少なめで、味も特筆することなく……って感じなのでナメてました。次からがガチのおもてなしの本番です。

どどん!蒸し蟹

2品目、蟹です。蟹!!!??? WHY蟹!?
デカい、しかも「自分で切ってね 笑」という感じに、ハサミとフィンガーボールが運ばれてきた!

身を全部食い尽くしてやった。手は蟹汁でべっとべとです。
この蟹を食べ終えるまでに1時間かかりました。2品で1時間だよ……びっくりだよ……

めちゃウマなスープ

どうにか蟹を食べ終え、3品目は佛跳牆(ぶっちょうしょう)というスープです。これがねーーーめちゃおいしかった!!!
曖昧な記憶によると、本来ならデカい壺で供されてみんなで分けて食べる高級宴会用メニューなはずですが、小さな壺に入って1人分(でも具材はたっぷり)で供されました。
滋味、美味。圧倒的感謝。って感じです。コースの中でいちばんおいしかった〜

甘くないプリンの上に魚がのってるような料理

4品目は(既に蟹を食べたというのに)魚料理です。特に印象はなし。

パンに挟んで食べる

5品目は肉料理、スペシャリテにあたる東坡肉なんですが、これも……既におなかいっぱいだし、後日台北でめちゃウマな豚足を食べることになったので、正直印象は薄いです(赤身の部分はそこそこ筋張ってた)。

昨日と味が違うじゃないの

6品目。もはや満腹を通り越して修行です。昨日、ルームサービスでもオーダーした炒飯です。
昨日よりおいしいが!!??(こっちの方が味がしっかりしてた) 量は昨日より少なめでした。昨日は1.5人前、今日のは0.6人前という程度。

焼きマコモダケは朝食でも出てました(食べてない)

メニュー名は「パクチーとマコモダケの炭火焼き」。パクチーは揚げてありますね……これおいしかった! ビールに合わせたい味と食感です。マコモダケはどこまで剥いてどこまで食べていいか、いまいちわからなかったです。

台湾で黒いゼリーが出たら、それは…

ようやくデザートに辿り着いたああああああ
「完走」って感じです! なんかもう意識が遠のきかけてました。
台湾名物の仙草ゼリーと、フルーツです。そう、台湾で何も言われずに黒いゼリーが出たら、見た目はコーヒーゼリーでもほぼ100%仙草ゼリーです。

総評
量:多い!
味:良いと思う
メモ:おなかを空かせて行きましょう

[尚、17時30分スタートの意味]
結局、食べ終えるまでに2時間かかったんですが、日月潭って風光明媚な湖なので、光源が少ないんですよ。せっかくのレイクビューの席なのに、日没後は外は真っ暗。何も見るもんがねえ(ガラスに自分を含めた店内が映るよ……)。
というわけで、日没前の風景をお楽しみください!というレストランなりの気遣いだったのかなと思います。

[最終日、涙のチェックアウト]
帰りたくないようーーーうわぁーーーーーん!と思いながらも、チェックアウト(通常、正午)の時刻は迫るばかり……。11:30の送りの車を予約したもんだから、部屋からの日月潭の景色をしっかりと目に焼き付けて、11:20頃には泣く泣く部屋を出ました。うわーん

フロントでデポジットの取り消しと精算を済ませて、お別れです。ちなみにカウンターの上にバナナが盛ってあってチラッと見たら、バナナを1本くれましたw 所望したようで悪いねwww
地元産だというバナナ、こってり濃厚な食感と甘すぎない味わいでおいしかったです。

[まとめ]
・高鉄台中駅からの送迎があり(有料。桃園空港からの送迎も対応しているようですが、さすがに超高額だと思う)、スタッフさんの一部は日本語が話せますし、日本語の案内文もかなり多いです(部屋の備え付けのファイルや、レストランのメニュー等)。田舎の景勝地なのに訪れやすく、異国にいながら日本とあまり変わらなく過ごせます。ホスピタリティもso goodです
→熟年カップルやお年寄り連れにおすすめ
・部屋からの眺めだけでも飽きないし、敷地内を散策してもいい
→とにかくのんびりしたい人におすすめ
・日月潭の風景を借景とした(借景というか内包した? 一体となった?)、ケリーヒルのシンプルで美しい建築をとことん堪能できます
→ケリーヒルの建築に泊まってみたい人におすすめ

心からおすすめ!!!と言えるお宿でした。

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