台湾・南投県のザ・ラルー(The Lalu Sun Moon Lake/日月潭涵碧楼酒店)に宿泊したよ(1)
長くなっちゃったので2回に分けて書きます。
泊まった理由は以下のとおり。
↑有料記事になってますが、そのうち無料公開します。
[そもそも日月潭って?]
台湾唯一の海なし県・南投県にあるでけえ湖。ホテルにあった資料によると、
・結婚式の前撮り写真の地として人気
・もともと原住民が住んでた(近くに原住民テーマパークもあるよ)
・水量が豊富で水力発電に使われた(日本統治時代)。この時に建てられた和風家屋がホテルのそもそもの発端
以下は日月潭のほとりにある当該ホテルについて
・日本人の伊藤さん(誰)が上記の和風家屋のところに建て直した豪華別荘を、国民党政府が台湾に移ったあと蒋介石が避暑用の別荘にし、そこに台湾一番のホテルを作るぞ!と意気込んだ台湾人の頼さん(誰)から依頼を受けケリーヒルがホテルを設計した
・歴史がある地だし外交の場にもなってる(皇太子時代の昭和天皇の休憩所)
[総評]
行ってよかったーーー!
オススメなのが
・熟年カップルやお年寄り連れ
・とにかくのんびりしたい
・ケリーヒルの建築に泊まってみたい
ひとです。
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[予約]
ド高級ホテルなのにまさかのエクスペディアで予約しました。ほんとにごめん。どこのポータルサイトでも問題ないと思う。お金のあるひとはちゃんとしたオーダーメイドの旅専門の代理店等を使うようにしましょう。
[めっちゃ連絡が来るじゃねーの]
予約が完了すると宿からモリモリと連絡が来ます。ひぃ国際電話! びっくり!って感じになるひとは、早めに「メールでのやり取り希望」で宿に連絡(メッセージ)を入れましょう。
何故連絡が来るかというと、
・送迎車は要るか
・レストランは使うか
・レストランのコースは予約するか
・ツアーの予約はするか
等の確認があるからです。
エクスペディアのメッセージ機能でのやり取りがしにくい上にPDFが見られなかったので、メールにてPDF送付を依頼しました。資料をめっちゃ貰った。こんなに資料を送ってくれるホテルは初めてです。
後に出てくるリマインドメールは日本語だったので、日本語でのやりとりも希望すれば出来そうです。
[送迎の予約]
台中駅から日月潭への公共バスもあるっちゃありますが、迷子になりたくないし、ええところのホテルへは車で乗りつけるものと思っていますので(他はとことこ歩いてくけど……)高鉄台中駅からの送迎を依頼しました。
この送迎の依頼状がなんでかPDFでもらい、国際FAXで送り返す仕様で戸惑いました。コンビニから国際FAXを送りました。初めて国際FAXを使った!
[レストラン]
館内にはレストランが3つ(中華、洋食、和食)あり、基本的に予約制のようです。洋食レストランは朝食会場にもなってます。
今回2泊なので最終日の夜に中華レストランの予約をしていただきました。
尚、17時30分からというやたら早い時刻からのスタートだったんですが、これは後に理由がわかります(レストランのことは次話にて)。
[まだ連絡が来る!]
前日だったかと思いますが、最終確認の国際電話がかかってきました。あいにく出られませんでした。その後にメールが来たところによると、ほんとにただのリマインドで、宿泊日・送迎・ディナーの確認等でした。ご丁寧であるよ。
[送迎のスタッフと待ち合わせ]
高鉄台中駅(なので台北からも桃園空港からも行きやすいです)のインフォメーションカウンター前でスタッフと待ち合わせです。あれっ時間になっても誰も来ない……と思ったら、背後(インフォメーションカウンターの後ろ)にいました。兎にも角にも無事に合流。
[なんでか1時間で到着]
ググると1時間半と表示される道のりです。そのつもりでコーヒーも控えておったのに、1時間で宿に到着。帰りも1時間ほどでした。不思議すぎる。
(多少飛ばしてはいたけど、うひゃーとなるほどではなかったはず)
[到着! おもてなし!]
日本人のご夫婦と乗り合わせたこともあり、到着するなり日本語で歓待を受けました。わーい
カウンターでパスポートとカードを渡して、日月潭の見えるロビーでお茶とナッツをいただきながら待機です。その後、宿泊の確認等をして、さらーっと館内の案内をしてもらいながらお部屋にご案内です。
[館内]
ロビーフロアは8階で、階下に客室があり、1階がプールやティールームという造りです。日月潭に面した崖に造ってある感じ。3棟(宿泊関連棟が全3棟+資料館+蔣介石専用の教会という構成)ともそういう造りのはず。
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[客室]
オールスイートです。全室スイートルームです!!! 大事なことだから書いとくよ、スイートだぁあああああ(但しジュニアスイートっぽい造り)
泊まったお部屋の間取りは下図をご覧ください。
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電気関係の図だけども。
ここには描かれてないデイベッドがもうひとつありました。色んな場所で寝転びたい放題である。
[高級ホテルの条件]
高級ホテルの条件って色々あると思うけど、その中のひとつがウェルカムドリンクとウェルカムフルーツだと思う。
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記憶にあるのがバンコクのマンダリンオリエンタルバンコクでのフルーツ。あの時も1日ずつ追加されて友人と一緒に必死になって食べた気がする。このフルーツって食べ切れるひといるんですか……
(必死で食べたが残しました。うわああああ勿体ない)
あと床がフローリング、というよりしっかりした板張りな故か(ケリーヒルが選んだ3要素のうちのひとつが木材)、お部屋のスリッパはフワフワのもっちもちな極上の踏み心地でした。
(個人的な高級ホテルの基準のひとつが「床がフカフカ」です)
[部屋の感じ]
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お部屋が心地良いのはもちろん、眺望が最高です……
[難関! 1日目のディナー]
ホテルはちょっと小高い場所にありまして、山道を徒歩10分ほどくだると日月潭の観光地街っぽいところに着きます。着きますが到着初日、天気が悪かったのもあり、レストラン的なところ(道路のもう1本向こう)まで行く気力もなく、遅くなると帰り道がめちゃ暗そうだったので、割と手前の方にあったセブンイレブンで飲み物と茶葉蛋※を3つ購入して、これの1部を夕食にすることにしました。
※台湾名物の、お茶ベースのスープで味付けした煮卵。セブンイレブンでもファミマでもレジ横で売ってる。おいしいよ!
で、です。卵だけじゃ足らんから、ルームサービスの出番だぁああああああ
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英語が苦手なのに頑張ってオーダーしたシンプルな玉子炒飯(ルームサービスメニューの中で一番安かった)と、セブンイレブンで仕入れた茶葉蛋とビール、駅で買っておいたおつまみとウェルカムフルーツで夕食です。
尚、チャーハンは翌日のディナーでも同じはずのものをいただきましたが、レストランで食べたほうのが格段においしかったです。味のバラつきよ〜
[いっぱいあるよ、朝ごはん]
朝ごはんつきのプランです。というか素泊まりはないと思う(多分)。お楽しみの朝食会場はロビーを出たところ、階段をくだった先の洋食レストランです。
(エレベーターがあるか不明。車椅子のひとは要問合せ)
カウンターでルームナンバーと名前を告げて、テーブルに案内してもらいます。
ここでちゃんとしたひとのブログではバフェ台の写真が入るんでしょうが、生憎撮ってません。ちゃんとしたひとじゃなくてごめんやで。
というわけで既に取り分けたメシを2日分ご紹介。
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和、洋、中華(台湾・中国)がバランス良く取り揃えられた料理の数々って感じでした。品数は多いほうだけど、多すぎて困っちゃうことがない程度。
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パンは5種類くらいだった気がする。あんまりおいしそうじゃないのに(素直)周りは結構パン食でした。
主食は、パン、日本のごはん、おかゆ、おこわ、蕎麦、中華蒸しパンあたりがメイン。
2日目は以下の通り。
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マンダリンオリエンタルバンコク(あれはレベチである)に比べたら品数は少ないですが、3〜4泊くらいまでの滞在ならじゅうぶん毎日楽しめる内容です。マンダリンに比べて良いところは、室内のレストランなので涼しいところですw 窓から入る日差しは強いけども。
(マンダリンは屋外の朝食会場で、眺めはいいけどとんでもねえ蒸し暑さでした)
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[プールだよーーー]
せっかくなので! プールで遊んできました! やほー
宿泊棟の1階にあります。着替え場所があるか不明だったので、部屋で着替えてリラックスウェア的なものを羽織りお出かけ。
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日月潭に面したインフィニティプールです。貸し切りでした!!! わーい
ゲストの年齢層が比較的高いこともあり、市街地のラグジュアリーホテル名物の「自撮り棒を持ったパリピカップル」みたいなひとは2日目(部屋から見てた)もいませんでした。
ホテルからの連絡に散々「プールを使うなら水泳帽を持ってきてね!」と書いてあったからAmazonで買って持って行ったけど、忘れちゃった人用に真っ赤なクソダサ水泳帽の用意もありました。水着の貸し出しはないと思う、さすがに。
プールは場所により水深が違い、ステップから離れるにつれて深くなります。どう頑張っても半分は行けなかったです……。
(泳ぐ気がなくひたすら歩行していた。市民プールのお年寄りである)
[台湾初の図書室]
プールの後は部屋でざっとシャワーを浴び、館内の探検です。
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めっちゃ豪華な図書室がありました。
ホテルの紹介によると「国土が狭い台湾において、お金を生み出さない図書スペースは考えられないことだったけど、必要だったので台湾で初めて造った」そうです。
本(日本語の本も少しありました)の他にCDとDVDもあり、部屋への貸し出しも可能。
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イラストがあり頑張れば気合いで読めそうな(ごく一部だけ解読できました)妖怪の本と、台湾の民謡のCDをお借りしました。
部屋にCDプレイヤーがあり、デフォルトではホテルオリジナルのCDが入ってます。ホテルオリジナルCDはなんかこう……「バリ島」って感じでした(台湾である)。
[資料館も見学]
ホテルの敷地内、ロビーを出て左側に小さな資料館があります。
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展示資料はパネルが主なんですが、
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蒋介石の椅子等も展示されてました。
ほぼ台湾華語と英語でのパネル展示なのでわけがわからないんですが、冒頭の由縁の半分くらいは、ここの展示からどうにか読み取ったものです。違ってたらごめん。
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☆近日中に次話(レストラン「湖光軒」等の話)に続きます!