【対談企画】 わたしたちがみつめたMr.Children 30th anniversary -後編-
2022年、30周年を迎えたバンド・Mr.Children。その活躍ぶりは30年分の力を全てぶつけられたかのようなあまりにもパワフルなもの。私達ファンも一瞬でさえも逃したくなくて夢中で追いかけた一年でした。
瑞野は思っていました。どうしてもこの1年のミスチルの動きぶりをじっくり語りたい!!ミスチルの魅力を語りたい!!できれば若い子にもっとミスチル聴いてもらえるように布教もしていきたい!!そんな思いのもと、私はnoteで仲良くさせていただいているクリエイターの方に声をかけさせていただいたのです。
というわけで、瑞野蒼人・およそ5年の
noteクリエイター史の中で
(多分)初めてのコラボレーション企画。
「わたしたちがみつめたMr.Children 30th anniversary」!!
ということで今回は、ミスチルファン2人で
思う存分ミスチル愛を語りまくらせていただきました。
後編では、幻に終わった「SOUNDTRACKSツアー」への思いや、ドラマ「silent」から見えるミスチル・スピッツ・ヒゲダンの音楽論、さらには「ミスチル版ボヘミアン・ラプソディ」製作構想も飛び出す!?
というわけで、ぜひ最後までゆっくり読んでってね〜。
(前編に引き続きお相手はこの方です)
【後編】
いいぞ!ap bank fes
瑞野(以下・瑞):次のライブがいつかの話でしたっけ?
翠さん(以下・翠):そうですね(笑)
瑞:個人的には 12 月ぐらいにアルバムリリースになって、年明けからツアーみたいな予想をしてて。大体いつも毎年夏は桜井さんがやってる「ウカスカジー」っていう別のバンドのツアーとかをやってたり。あと、2 年に 1 回 『ap bank fes』っていうのがあって、今年は開催年なんですよ。だから。夏に対面で復活したらいいなと思いながら期待してます。
翠:なるほど。
瑞:知ってます?ap bank fesって?
翠:いや!初耳でした!
瑞:是非調べてもらえると多分いろいろ面白いんですけど、なんか桜井さんとミスチルのプロデューサーをやってた小林武史さんっていう 2人が中心になって、音楽で社会貢献をしていこうみたいな団体があって。で、その団体がこういう活動してるんですって発信する場が「ap bank fes」っていうイベントなんですよ。
翠:あ、Bank Bandの"Bank"ですか?
瑞:そうです! その一環でカバーアルバムを出してるのが Bank Band で。フェスの時は Bank Band がホストバンドになって、いろんなアーティストとコラボしたり曲演奏したりっていうイベントなんですよ。
翠:あー、なるほど。フェス、実は行ったことなくて。こう、アーティスト狙い撃ちでライブ行っちゃう派なので。
瑞:フェスはたまに行くといいですよ。僕も初めてのフェスがそれこそ2018年に一回復活した ap bank fesの時で。毎年その静岡の掛川っていうところでやってるんですよ。
翠:あ、掛川なんですか?(⇦実は推し・松潤の『どうする家康』関連で、掛川城に注目していたので反応しちゃいました(笑)by 翠さん)
瑞:そうなんですよ。最近だと被災地支援のために宮城とかでやったりもしてたんですけど。でも、やっぱりあの掛川の綺麗な景色が忘れられなくて。でっかい芝生広場みたいなところがあって、前の方はスタンディングで見たり、後ろの方になるとちょっと傾斜のあるところなんでこう寝転びながら見たりしてる人もいて。
翠:へええ〜。いや、いいですね。
瑞:もうめちゃめちゃ楽しくて!やっぱミスチルではやってくれない曲を桜井さんがやってるっていうのもすごく興奮しますし、めっちゃ聞き応えのあるフェスなんで。
翠:行きたい〜。1 回今年あったら行きたいですね。
瑞:やるといいなー!それを期待しつつ。ミスチルのツアーも期待してますけどね。ニューアルバムも。正直「SOUNDTRACKS」の時にツアーやれなかったの本当に残念で。
幻の「Tour 2022 SOUNDTRACKS」
翠:そうですよね。だからですかね。今回のセトリ見ててもちょっと入ってましたよね!「SOUND〜」は気持ち多めに。
瑞:だから多分もし仮にこのコロナがなくて、そのリリース時のツアーもちゃんとやれた上で 30 周年ツアーもやってたら、それぞれどんな風になってたのかなっていうのが想像がつかないですよね。
翠:そうですね。「SOUND〜」どう組んでたんでしょう。そういえば「君と重ねたモノローグ」を ツアーのDVD のラストに収録してたじゃないですか。あれがほんとに完璧すぎて。
瑞:確かにな〜〜。映画館で見ても感動しますし。絶対あの曲が一番最後に来てたなと思うんですよね。
翠:そうですよね。間違いない。
瑞:「SOUNDTRACKS」もやっぱりどっちかっていうとこう。コンセプトアルバムよりの作りをしてるというか。桜井さんがこう老いていくことに対して、どんな受け止め方をしてるのか?っていうのが色んな所に散りばめられているアルバムだなって思ってて。だから、壮大なテーマを持って描いたツアーっていうのがどんな世界観になってたんだろうなぁって。想像するとワクワクするし。
翠:ああー。
瑞:あと、ジャケットとかそのアルバムのアートワークを作ってた。その「PERIMETRON」。 King gnu の常田さんが率いているアートチーム。彼らがつくるステージっていうのをすごく見てみたかったなっていうのがあって。個人的にはそういう常田さんと桜井さんっていう繋がりっていうのが全然想像できなかったですし、当時。若い才能もどんどん組み込んでミスチルの世界にしていけるんだっていうのがすごくインパクト強い出来事だったんで。それだけにやっぱ「SOUND〜」への期待値は大きかったですね。
翠:そうですね。コロナ…憎いですね。
瑞:憎かったー!!ついでにいうとアジアツアーとかも考えてたらしいんで。
翠:えー!!そうなんですか!!
瑞:らしいんですよ。重力と呼吸の時に台湾でライブやって、その後いよいよアジアツアーだってなってたらしいんで。
翠:いっそ今年 「SOUNDTRACKS」ツアーやっちゃいません?(笑)
瑞:(笑)それはもうミスチルに言わないとしょうがないんで。
翠:新しくアルバム作るのってやっぱり労力が必要だと思うんで、今年制作は休んでその代わりに今年「SOUND〜」のツアーやっちゃいません?って。自分なら言っちゃいたいです(笑)。
瑞:幻のツアーいいですね。ミスチルも年単位でアルバム制作していくのがルーティンなんで。今年いっぱいは待ちの状態ですかね?
翠:そうですね。(残念そうに)
瑞:もうだからドラマとか新しいのが始まる度に主題歌期待していて。ミスチル来いって思っちゃう自分がいるんですよね。
翠:みんな、どのドラマ作る人も映画作る人も絶対頼みたいですよね。
瑞:僕も去年noteで何回も書いたんですけど。あの「silent」大ヒットしたじゃないですか?あれ本当に嫉妬したんですよ。人生史上最高に嫉妬した作品で。
翠:書かれてましたね。読みました。
「silent」とMr.Children
瑞:いや、もちろん生方さんがデビュー作でこんなに完成された世界観で作れるんだっていうのにも驚きましたし。何より自分がやりたいって思ってた、ミスチル・スピッツの曲を作品の中に大切なテーマとして盛り込んで。しかも主題歌がヒゲダン。
翠:ふふ、完璧ですよね。
瑞:自分がやりたいこと 3 つ全部やられちゃった!!ってなった時に、もう死ぬほど歯食い縛りましたもんね。それぐらい今この世界でドラマとか映画作ってる人たちは、絶対 1 回ミスチルに頼みたいってどっかで思ってると信じてます。
翠:それ目標にしてるまでありますもんね。絶対ね。
瑞:それぐらいこう。ミスチルってやっぱり。テレビ界あるいはこう映画界の中でステータスになってるんじゃないかなっていうのは信じてやまないですけどね。
翠:silentと言えば。タワレコオンラインで公開されているプレイリストが「これから紬が想に貸す CD」 っていうやつで、その中にBirthdayが。
瑞:Birthdayが入ってるんですか!?
翠:なんか第 3 弾まで公開されてて。最後に公開されたプレイリストが【これから紬が想に貸す CD】 っていうやつで、その中にBirthdayが。
瑞:これから…か。なるほどなー。確かにな。背景的に今までに入れるのはちょっと違うし。これから 2人が聞いていくであろう曲…。ずるいな。それもまたずるい。
翠:あと、【「想が紬と聞いていた曲】っていうプレイリストで、(紬と想が)」過去聞いてた曲の中に「口笛」あります。
瑞:うわー、すごいな!本当わかってる人の選曲なんだよなー。innocent world とかを持ち出さず口笛ですよ。本当にちゃんとファンやってる人じゃないと選ばない曲だもん。ちゃんとシングル曲ですけど。すごいなあ。そういうところでも頭 1 つ抜け出たんだな。
翠:憎い選曲ですね〜。(笑)
瑞:こうやって、スピッツあるいは髭男とかと一緒にフューチャーされて、それで若いZ 世代に刺さる作品が作れちゃうっていうところで、やっぱりアーティストのパワーっていうのを感じますよね。
翠:そうですね。
瑞:すごいなあ。まあ、silentは確かにどっちかっていうとスピッツの方が主軸で描かれてた感じでミスチルもこう、場面場面で出てくるっていう感じではあったんですけど。それでもやっぱり存在感がすごかったですしね。
翠:それこそ想の部屋で CD 落とした時。あれがもう「自分の CD 見てる!?」みたいな(笑)もろ好みで。ターゲティングされてるなって。
瑞:はいはいはい!!自分の本棚ひっくり返されたかな!?みたいな。そんな感じですよね。
若い子に対してはそのアーティストの良さっていうのがもう一度響くきっかけにもなったし。ミスチル・スピッツ聞いて育ってきた世代にはもうクリティカルヒットどころか?もうホームラン級の響き方をするドラマなわけで。
翠:ですね。
ドラマ業界の憧れ・ミスチル
瑞:別にもうsilentがなくても。コードブルーとかオレンジデイズとか若者のすべてとか。ミスチルって 90 年代〜 00 年代〜 2010 年代って全部の世代にちゃんと刺さるドラマがあって、世代の記憶にくさびを打ってるじゃないですか?なのに、まだまだこれから先の世代に刺さるようにちゃんと。こう作品が作れちゃうっていうのがすごいなあって思うんですよね。
翠:ライブ行ってもそれぞれの世代のファンがちゃんといますもんね。もう才能としか(言いようがない)。
瑞:「永遠」とか初めて聞いた時もすげーなって思いましたもん。
翠:うんうん。
瑞:この歳になってまだこんなに。恋愛映画を壊さない曲を作れるんだなっていうのが。で、しかもその曲が Netflix 映画に採用されてたっていうのがまた。
翠:確かに。新しいですよね。
瑞:あ、ミスチルもついにそういうネトフリとかに適応していくようになるんだって思って。それがなんかなんか 2020 年代のこう始まり感があったなと思って。どうしてもやっぱりミスチル=テレビ主題歌っていうイメージが強かったんで。衝撃でしたし。でもちゃんと感動させてくれるクオリティだったってのがあって。いやー、参りました。っていう風になったのを覚えてますね。
翠:さっきおっしゃってた小説的な曲。永遠って小説的な曲の方なんじゃないかなって思うんですけど。
瑞:あー、確かに。自分でさっき話しといてもあれですけど。永遠はどちらかっていうと、世界観ていうか。映画の中身を理解して濃く反映させて筋道を描いた。っていうような曲だなーって思うので。
翠:どっちも作れちゃうんだ!!っていう(笑)
サブスク時代のアプローチ
瑞:桜井さんって、確かに世相を読んでて。「SOUNDTRACKS」とかでも「turn over?」っていう曲があって。あれはもうイントロゼロなんですよ。いきなり櫻井さんの歌い出しから始まって。で、なおかつ曲もミスチルのシングル史上最短。Z 世代のその聞き方っていうのをちゃんと考えた曲になってたっていうのがあって。そこにちゃんと桜井さんがアプローチを仕掛けてきてるっていう巧妙さ。
翠:なるほど。
瑞:ちゃんと音楽やってる人として、今を学んでるんだなっていうのがあったので。意外とじゃないけど、桜井さんはちゃんとつぶさに若者を見てるんだなっていうのを思いましたね。
翠:ふふふ。そうですね。
瑞:「永遠」っていう小説的な曲の次に来たのが「生きろ」っていう曲。「生きろ」はやっぱりものすごく普遍的な曲というか、これからの終わりなき旅的な曲だなっていう風に聞いてて思ったので。その 2 つをこうセットにして持ってくることで、今に馴染む新しいミスチルも、今までと変わらないみんなのためのミスチルもいるんだぞ。っていうのをちゃんと示してくれた30 周年だなって思いましたね。
翠:うんうん。
瑞:すごくこう、これからミスチル 50 周年とかに向けて聴き続けたいなって思ってるファンをすごく勇気づけてくれたなー。と個人的には思ってますけどね。
翠:いやぁ・・・いい評論です。
瑞:それぐらい 30 周年は駆け抜けたなっていう感じはしましたね。やっぱミスチルって奥が深いですよね。
翠:深いですね。
瑞:映画もそうですし、いろんな人の話も聞いたし。ファンの人の思いとかも。でももう単純な言葉で語り尽くせないぐらいミスチルにはいろんな良さがあって。いろんなときに馴染んでくれるアーティストだなっていうのが再確認できたのが良かった。いい 30 周年だなーって思いましたね。
久しぶりに聞いた「Any」。
翠:いまミスチルの中で一番好きな曲選ぶとか絶対無理じゃないですか?(笑)
瑞:あー無理無理無理無理。
1 日ごとに変わっていくんで(笑)
翠:もう 10 曲でも無理ありますよね。
ベスト 10 でも厳しい。
瑞:常に目まぐるしく
変わっていくものだなって思ってるぐらい。
翠:うんうんうん。極端に言えば
ライブで歌われたら全部好きになります。
瑞:あー、分かるなー。「Any」とかも全然あんまり注目してない時期があって。でも今回のライブで歌ってくれたらめっちゃいいなっていう風に思ったし。
翠:本当にそう。なりますよね。わかります。「LOVEはじめました」とかも、ちょっとチャラい曲というか。1発目にアルバム買って聞いた時に、即・気に入るかって言われるとあまり得意じゃないかもしれないんですけど。でも何回か聞いてるうちにはまっちゃったみたいな。
瑞:そうですね、俗にいうスルメ曲。「Its a wonderful world」っていうアルバムはすごく全体的になんかジュクジュクしてるっていうか。人の恋愛とかちょっとどろっとした部分がすごくいっぱい濃縮されてて。でもこう味わってみると「youthful days」とか「蘇生」とか爽やかな曲もあって。それがなんかこう癖になってくるっていうか。
翠:やっぱりこのアルバムは「君が好き」が一番ストレートで好きだなぁっていう。
瑞:2000 年代ミレニアムあたりの、ちょっとこう社会がモヤモヤとしている感じの中に放たれたストレートなラブソングだなって思って聞いてみると。すごく染みてくるじゃないですけど。すごく爽やかな感じでいいなと思うところがあるんで。
翠:ふふふ(笑)。
瑞:そういった、なんかすごく爽やかでポップなミスチルみたいな感じも、「LOVEはじめました」みたいな悪いミスチルもあって。ポップとダークっていうところにも繋がってきますし。裏表が人間にはあるっていうのを見せるのが上手で。
翠:そうですよね。
瑞:櫻井さんもそういう。こう、ドロドロした部分がないとそういう曲もできないと思うんで。いろんな経験をしてきてのこの曲なんだろうなーっていうのが。
曲作りの天才・桜井和寿
瑞:「DANCING SHOES」とか聞いてても、だって、何があってこの曲が生まれたんだ!?っていう背景を知りたくなりますもん。
翠:わかります。わかります。なんか、ミスチルがの曲が生まれた時みたいなインタビューの記事読んだりとかたまにするんですけど。「終わりなき旅」とかは寝てる間に降ってきたみたいな。ありますよねなんか?
瑞:あー逸話として聴きますね(笑)
翠:もう参りました!みたいな。なおさら「DANCING〜」気になりますよね。
瑞:あれはなんか?「重力と呼吸」の時に出来ていた曲らしいですよ。「そのデッドストックがなんか流れてきたんです 」って。なんか雑誌のインタビューで言ってました。
翠:へええ〜!そうなんですね。
瑞:水が流れる音とかを聞いて、金魚の世話を捨てた時に「HANABI」が浮かんできたりとか。福岡の川のほとりをライブの前に歩いてた時に「Drawing」ができたりとか。何気ない?ふっとこう降りてきた、目に飛び込んできた景色っていうのを曲にしていくのが。天才的に上手いですよね。
翠:普通の凡人だったら、金魚に餌やっててあの曲作れないじゃないですか?(笑)どこでどう結びつくんだっていう。思考回路がもう違うんですよね。
瑞:やっぱり全てにおいて曲。っていうところが頭にあって。そこに何かふと心を揺らすものとか感情を揺らしたものをが曲を作っていくきっかけになるんだって思うと。桜井さんの人生すげーって思いますもんね。
翠:そうですよね(笑)
瑞:櫻井さんの人生に関わってる人
全てが羨ましいって思いますよ。
翠:いつか自分が曲のネタになるかもしれないですもんね。
瑞:そうですよ。なりたい!!って思って頑張ったらなれるかもしんないし。やっぱそういったところにもやっぱ普遍的なミスチルの所以があるのかなとは思いましたね。何気ないところ景色を曲にしたりすることによって、みんなに響いていく曲が生まれてるんだなっていうのを知れたなーっていう一年だったのかな。
翠:うんうん。
瑞:いや、でもよかった。本当に 30 年を迎えられたことが。嬉しかったなーってお前はすぐねぇ。半世紀へのエントランスのオープニングの、あの 30 年の全部を詰め込んだ映像も。やっぱりコロナ禍をみんなで乗り越えた30周年であるし、みんなで歩んできた30周年っていうのもあるし。それが一番感動的だったなと思いましたね。
翠:オープニング映像も罪ですよね。
瑞:あれはね。あれはずるいよ。
翠:今までの全部を詰め込めました!
みたいな映像を見ちゃったら泣くしかないじゃないですか。
瑞:ただただ泣いてた本当に。オープニング 1 曲目で泣いたのはあったけど、オープニングで泣いたのはもう初めてかもしれない。初めて。それぐらい記念碑的で、ミスチルミュージアムていう言葉が似合うツアーだったなーって!思いますね。
「ミスチル版ボヘミアン・ラプソディ」
翠:いつか…ねえ?いつか、ミスチル引退…引退なんかやめてほしいんですけど。もしそうなっちゃった時にはミュージアム作ってもらわないと。
瑞:いや絶対やってほしい!!
翠:年パス買いますよ(笑)。
瑞:あとミスチルの伝記みたいな感じで映画も作ってほしいな。「ボヘミアンラプソディ」的な。最後だからあれはやってほしいなって思う。
翠:ああ〜いいですね。
瑞:最後の最後どのシーンで終わるのかな?ボヘミアンラプソディだったら「LIVE AID」だったけど。まあ、その終わりのシーンになるようなライブが、これからもどんどん生まれるといいなと思いますね。「ここでラスト飾ったら絶対気持ちいいだろうな」ってのを何度もやってくれるバンドだと思うね。
瑞:ちとミスチル版ボヘミアンラプソディを。脚本書こうかな?
翠:ああ、いいですね。やっぱ瑞野さんみたいにミスチル愛に溢れている方に作ってもらわないと。映画とか動画とか作るのがうまいとか、その道のプロっていうだけじゃあファンは納得しないので。
瑞:確かに!!全ミスチルファンを納得させないといけないですからね。凄く作りたい…作ります。頑張ります。
翠:おお〜。
瑞:そうやってミスチルに関わって死ねたら最高だな。楽しい人生だったらで終わるな。
ミスチルと共に生きる。
翠:あー、やっぱり死ぬまでに会いたいですよね。会って、やっぱ存在を認識してもらいたい。
瑞:翠さんならどう頑張ります?
翠:一番早いのは自分が行く予定の企業が IT系 なので。ライブの演出の提案持ってって採用してもらうとかが、多分 1番早い気がする。
瑞:じゃあ次はミスチルにかかわるために頑張るフェーズですかね。私たちは。ただ聞いてるだけじゃなくてね。でもミスチルのためのは頑張れるな。
翠:仕事のモチベですよ。
瑞:仕事…人生のモチベだな!!
翠:人生!!仕事じゃちょっとスケールが小さかった(笑)
瑞:まあでもね。「彩り」でも歌ってくれてるし。「なんてことない作業がこの世界を周り回って」って。仕事でもちゃんとモチベになってくれるから。
翠:最高ですね。
瑞:最高ですよ。これからも最高であり続けますよ。きっと。
翠:今日聞いてて思ってたんですけど、瑞野さんって曲の解釈とかスゴいというか。自分はやっぱり自分の気分だったり状況だったりとかと照らし合わせて解釈するみたいなのがやっぱり多いし、ライブのセトリだったら、曲同士の関係付け方がどうたらとかあるんですけど、瑞野さんはそれプラス曲が生まれた時の時代背景とか、過去のライブとの結びつきだったりとか全部ひっくるめて味わえるっていうのが、凄くミスチルファンのプロだなーって。
瑞:無駄にミスチル氏と平成史に詳しいですからね。そういう楽しみ方もあるんですよっていうのが伝わったなら何よりです。
翠:自分もやってみたいなって思いました。その曲が生まれた時の社会情勢から調べてみて聞いたりとか。
瑞:楽しいですよ。次回そのテーマでやりましょうか?次はもうミスチルの社会っていうので一本(笑)。
翠:あ、いいですね。でも完全に私がご教授願う会になりそう(笑)。
瑞:全然それでもいいですよ。聞いていただけるんだったら。是非やりましょう。
翠:はい!もうノート取りますよ。(笑)
瑞:よしやりましょう。決まりで。
ということで、いかがでしたでしょうか。
こんだけの熱量でみっちりミスチルについて誰かが語ったことがこれまで無かったので、正直終わった後はクッタクタで(笑)。でもその分、満足感というか、自分の中で物凄く濃密だったこのアニバーサリーイヤーを、完璧にnoteに昇華させることができて良かった〜という気持ちが湧き上がってきました。
同じぐらいの熱量で熱く語ってくださった翠さん、そして読者の皆さん、ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました!!
おしまい。
対談のお相手・翠さんのnoteはこちら。↓
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