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NikonF2ってカメラ

なんとなくカメラについて買いてたので今日も書いてみる。
これも何度か話題にしてるけど、昔勤めてた会社でお師さんが使ってたF2フォトミック(DP-1)。で、お師さんがF3Pだかにつけてたプロスト。最早、今となっては形見。
レンズはお師さんがFを使ってた頃からずっと使ってたものらしい。
報道で使ってたってだけあって結構アタリもあるし、チリの混入、レンズは黄変して、前玉なんて傷だらけ。歴戦感あってかっこいい。

スペックの羅列はしなくていいと思う。多分読む人は知ってるだろうし。
SシリーズからFに至るまでシャッターボタンがアレな位置にあったものを前に持ってきてること、TTLメーターがついてること、2000分の1まで機械式で切れること。その辺は記述しておくべきか。

露出がファインダーで見れるなんて当たり前だろうけど、当時のこととして考えたら革新的だったのだろうか。そして、重い。今時のデジカメに縦位置をつけてるくらいの重さはあると思う。ボディにみっちり機械が詰まってる感じがして心地いい重さ…いや重い。ただそれも信頼の一つというものかな。
TTLのメーターがどの程度アテになるのかは疑問だったけど、デジイチとほぼ変わらない数値が出てるので一定の信頼は置けるものと思ってる。ふとした時に結構、見てたりするのでずいぶん助かっている。アイレベルが欲しいなぁなんて思う時もある。別に露出計に頼るのを甘えとか、イキってるんじゃなくて。露出計なかったらもう少しゆっくり、冷静に写真撮る時間作れるんじゃないかと勝手に思ってるだけで。
フォトミックファインダーをつけてると、少し、シャッタースピードが見えにくい気がしてたけど、実際、構えてファインダー覗くと、すぐ脇にあるからそんな見えにくいこともない。というか、レンジファインダーみたいに上から見る必要がない分、効率はいいかもしれない。
シャッターの耐久回数は…多分10万回以上だったと思われる。デジカメみたいにシャッター回数が見えるものじゃないので気にしたところで、無意味かなと思う。

シャッタースピードを決めて、露出を決めて、ピントを合わせて、シャッターを切る。
煩雑で考えることの多いカメラで、やることも多いカメラなのはお分かりいただけると思う。ま、フルメカニカルと言うだけあって当たり前なんだけど、AF機とかデジイチに慣れてると、面倒かもしれない。
シャッター音は…カシャンってかカッシャーンってか。分かりやすいシャッター音だと思う。Fと比べると大きい音がして甲高い(一度だけ聴き比べをさせて貰った)とか。確かにFのシャッター音ってのは静かでちょっと低い音だったような気がする。気がする。一般に元になったSPは囁くようなシャッター音らしい。故にそこにミラーの音が加わった程度の音がする、と言うことなんだろうと思う。ぶっちゃけ気にしてない。体感で主観的な話になると、ブラックアウトしてる時間が最近のデジタルカメラと比べても短い。これは一つ大切なことだと思う。ブラックアウトしてる時間が短いのは、精神的に気が楽だと思う。次のシャッターまでの時間が短くなる…けどそんなこと気にしてるならモータードライブ買ってこいって話になるんだけどね。
S2と大きさを比べると一回りボディ自体が大きく感じる。比べてみると、高さが少しあって、横幅は一回り大きい。厚みはさほど変わらない。でも、プリズムが乗ってる分、かなり重く感じる。

チタンモデルとかもあるらしい。実物は見たことも触ったこともないので「らしい」と書く。いいなぁ〜程度には思っているw
実際使っていると、F2ってカメラは洗練されたカメラだと思う。使いやすいし、自分で考えることも多い。それに、所有欲を満たしてくれるカメラってのは魅了されるものがある。
そして壊れないと思う。
いいカメラだね。もう一台予備に欲しいくらい。

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