【詩のようなもの】 冬の畦道 【過去詩】
【冬の畔道】
布団の皮を剥ぐと
そこにいるのは
三日月型の夢追い虫
時計の音は無音が一番
街の喧騒も幻想も折中
言いたくもない雑言漏らし
余計なこと 考えないように
戸惑いと反省の中間値 掬い上げて
走り出す いつもの道
飾り気のないありふれた言葉
一つずつ拾い集めて作る小さなツリー
描いた夢の最大値を測るのは
昨日の君と明日の僕
託して笑って 擦って泣いて
数字で測れない 測りたくない
掛け替えない瞬間
冬の畔道
最後まで読んでくれてありがとうございました。
過去の詩のようなものから再掲した作品です。
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水宮 青