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詩のようなもの イラスト 雑記

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  • 【Water note】詩関連〜

    主に詩のようなものをまとめています。

  • 【Palace note】イラスト関連〜

    主にイラスト関連をまとめていきます。

  • 【Blue note】日記関連〜

    主に日記、雑記等をまとめています。

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【詩のようなもの6編】 雑駁

【雑駁】雑駁な知識は力なり 雑駁な人生は実を結ぶ 倣うのは難しい 荒ぶるのは簡単 いつもの顰めっ面 素直な天邪鬼 継続は力なり どこまでも伸びる影 掴み合う光は身を滅ぼす 分かっていながら 僕らはその道に進む 雑駁な存在 【アウフヘーベン】いつから人生変えようか? そう悩むところから始まる 僕の性根 性格  器用には生きられない かといって不器用でもないから 引き寄せるべき理想像が 見えていないのが実情 カレーの時間 コーヒーの時間 一日の間で好きな時間はあれど

    • 【詩のようなもの6編】 遠投

      【遠投】願いを投げよう 祈るように 遠くへ 遠くへと 一度に覚える三つの合言葉 二人で交わす約束の灯 無謬も杞憂も千山万水 時代を動かす一滴は河のように 願いを投げよう 叫ぶように 遠くへ 遠くへと 【lost world】何故他人の行動に苛つくのか ベッドにいる間の渦巻く思考 失ったものばかりに目が向き 間接照明ですら眩しくて 真っ暗の部屋で ぼんやりした記憶と 昨日のテレビの映像が いつまでもぐるぐる 心の中はいつも真剣に 輝きを欲したlost world その

      • 【詩のようなもの6編】 すずろありき

        【すずろありき】日本晴れの空が溶けた風 恭しい手つきで頬を撫でる 日陰の冷気が足元に寄り添い 陽射しの箔押しされた道を行く 砂時計の音もなく 足元の影が伸び縮み 揺れる草花が耳打ちする額の露 忘れ物を拾うように 振り返るたび空は黙り 陽射しと日陰の交差点 道は途切れるようで続くから 抜き足差し足のすずろありき 【のさ】私の生活信条 のさ のさ?意味を知らない? のんびりしている様だよ のさ 私の行動原理 汗をかくことより 休み有りの時間割り じゅん伸び 毎日

        • 【詩のようなもの6編】 せっかちな11月

          【せっかちな11月】夏の匂いが長すぎたが故に せっかちな11月は秋を跨ぎ 冬を衝動買い 秋に備えてた人々も慌てて冬支度 せっかちな11月は無責任な雨晒し どの世代も不協和音と逆張り 夏のダメージだけ残り 崩れるワンパターンの週末 急に老け込み12月の忍び足に敏感肌 冷めた目が見るのは イルミネーションよりも その影にある梱包材とコンテナ 冷えた経済とせっかちな11月は ロマンチックな空間では胡座かいたまま 【付箋】時の流れに流されないように 僕の好きな歌 君の大事

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        【詩のようなもの6編】 雑駁

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        • 【Water note】詩関連〜
          327本
        • 【Palace note】イラスト関連〜
          37本
        • 【Blue note】日記関連〜
          7本

        記事

          【詩のようなもの6編】 緑の織り手

          【緑の織り手】陽光に刺繍された金網の影模様 その隙間を編む緑の糸 名残りを惜しむ風の通り道 過ぎ去った季節の縁側 足元を見つめる僕に 「ここにいるよ」と囁く 砂利道の縁に滲む緑 この景色が布地ならば 僕は境界線の向こうまで そっと自分を編み込みたい 雑踏を忘れる緑のエチュード 忘れられるまでのひと時 刹那を過ぎる緑の息遣い 足元の小さな祈り 隙間を満たす緑の織り手 【サンドウィッチの小宇宙】ふたつの手のひらで包む世界 間に挟まれる彩りの断層 パンの白さは朝の曙 レ

          【詩のようなもの6編】 緑の織り手

          【詩のようなもの6編】 呵呵大笑

          【呵呵大笑】笑える瞬間は 漠然と大きな声で笑ってみる 何も面白くないことにも敢えて 面白がることが出来るのも 僕の中の真実だから 怖いくらいに あっはっは ばかみたいに かっかっか なんとなく健康的な気がして 本当に嬉しいと思えてくる一瞬 心寄せて今が好きな時間 【将来と延長コード】将来と引き換えに得る堕落 馴染むフードコート 適温適所の図書館カフェ 誰にしたいわけでもない意趣返し その為に得るマイナスへの急成長 総理大臣の名前より 昨日通った店の名前覚えていたい

          【詩のようなもの6編】 呵呵大笑

          【詩のようなもの6編】 冬はつとめて

          【冬はつとめて】私の吐いた言葉が 排他的な空気の粒になる そんなのもう嫌だから 雷鳴が呼んだ言葉は 冬の朝 上昇気流に乗せるよ 冬が嫌いだったけど 見えてなかった角度で 芯に根付くヒントが 暖かい陽に感じれたら 今日の私が一番私らしいと 冬の朝が一番好きと 街を渡り歩くよ 【虚構の物語】虚構の物語に生きていく やがて現実になると思い込んで 消えかけては蘇って 落ちては昇って 傍らから傍らへ流れる転がる 礫の一つ一つ 飲み干した蜜と密を忘れて 少しずつ近づく大胆な影

          【詩のようなもの6編】 冬はつとめて

          【詩のようなもの6編】 幽霊夫婦

          【幽霊夫婦】窓越しに映る花畑を肴に 僕はジャム 君はハチミツ 触ることも食べることも出来ない 食パンにたっぷり塗って 「今日も同じだね」透明な君が呟く あの子は成長していく 僕らだけが置いていかれる 口から滲み出る後悔 僕はいちご味 君はハチミツ色 互いの痛みを互いに庇い合うも 花の匂いに誘われて 抱きしめることが出来ないまま 苦虫を噛み潰したように 寂しさと健気さを纏い 学校へ向かう後ろ姿を追いかける 幽霊夫婦 ふと振り返るあの子の瞳の奥 何かが残っているのか 僕らの

          【詩のようなもの6編】 幽霊夫婦

          【詩のようなもの6編】 空想ダンプカー

          【空想ダンプカー】走ります 運びます 排出します 土砂のように溜まる空想話 逃げ場が必要なあなたに 空想に浸りたいあなたに 心つなぐように現れる空想ダンプカー 重苦しい空気を変える 産業廃棄物に潜む宝物を見せる 子どもの夢と同じ現実を均す あなたがあなたであるために オススメとヒントをレコメンド 過去と未来が路になる空想ダンプカー 今日も走ります 運びます 排出します 【眼と胸の中】豆腐メンタルのノンポリ おしくらまんじゅうをすれば たちまち潰れて地盤沈下 メゾネットタイ

          【詩のようなもの6編】 空想ダンプカー

          【詩のようなもの6編】 空から街へ

          【空から街へ】風が僕を引き裂くスカイダイビング 空を割って落ちる僕は 俗世の嘆きなんてもう遠い 家もビルも街全体がぼやけて 宙を裂く刹那は自由を纏う ココアの甘さはもうどこにもなく 温もりも飲み干すたびに逃げていった マルチビタミンで心を埋めた日々の虚しさも 今はただ風に散らばる粒子にすぎない 哀愁が僕を地上に引き戻すけど 抗うこの瞬間は重力も裏切りたい 未来なんて霞む光景より遠く ただ落ちることを生きることだと知り 青春が自分の手にはないと気付いたこと 僕は青空の溜

          【詩のようなもの6編】 空から街へ

          【詩のようなもの6編】 1000年後

          【1000年後】1000年後の社会に生まれ変わっても 僕は僕のまま似たような生活をしているのかな そもそも1000年後の自分は自分のままで 肉体とは分離しても魂は有り続けるのかな レターサイズの思い出は携えたまま 1000年後の未来を覗き見たいが為に 詩を書くことは心を砕くことだと知りながら ワンパターンの言葉を書いている 1000年後の社会に生まれ変わっても 僕は僕のまま似たような生活をしているのかな 【だし巻き卵】お弁当のおかず 赤字を出さず 拘り過ぎず 栄養と

          【詩のようなもの6編】 1000年後

          【詩のようなもの6編】 欲求と文房具

          【欲求と文房具】万年筆の一筆で誇りを感じ ボールペンは夢を描き ノートはそのすべてを受け止める 今日を描くため明日を知るため 消しゴムは失敗を許すように 芯は折れないように祈りながら 鉛筆が言葉を繋げ君の手で 誰かと結ばれるのを 世界が生まれるのを 文房具たちが欲求を点から線に変えて 君は少しずつ色を増やし満たされて 階段を上るように積み重ねるノート 【カラーペン】机の上 18色 並ぶカラーペン  白い紙にはまだ何もなくて 透明色の姿で向き合う 赤は情熱を描き出して 青

          【詩のようなもの6編】 欲求と文房具

          【詩のようなもの6編】 恋う希う

          【恋う希う】煮詰めた過去  今日まで冷凍保存 手を出して溶かしたのは君 気まぐれだとしても ウミツバメのように 海の上を歩くように渡る君 童心に帰る クエスチョンマークが増える その度に視界に入ってくる君 終わらない夜に恋焦がれ 共に未来を希うのは僕 【あけすけ】腹が立つとあけすけにぶつけ その先の相手の選択肢を減らし 勝手に優越感を掠め取る輩 人知れず抱えた鬱を シュレッダー前まで持って行っても あけすけに刻むのを躊躇い 抱え込む自分 自然乾燥出来るならそれが一

          【詩のようなもの6編】 恋う希う

          【詩のようなもの6編】 ドーナツと紅茶と焦燥

          【ドーナツと紅茶と焦燥】紅茶はのんびりと湯気を立てている 僕はすでに待ちくたびれてる 触ればカップはまだ熱い けど飲むにはちょっと早い じれったくて早くしろよって思う傍ら 君が隙を突くように ゆっくりドーナツに手を伸ばすのを 僕は黙って横目で流し見 まったりとした時間を君は好み 僕はこのゆるい空気に焦らされるも 君の指先がドーナツの砂糖を 気にもせず払い落とす その雑な仕草がやけに心地良く このまったりした時間を 君の手がほぐしているように見える 残りのドーナツ半分 

          【詩のようなもの6編】 ドーナツと紅茶と焦燥

          【詩のようなもの6編】 当落

          【当落】アイスの外れくじ10本貯まった 当たりはまだでない ライブの抽選4次抽選も外れた 当選はいつだろう ソシャゲの10連ガチャ 同じキャラが1BOX埋まった 本命キャラはまだ来ない 商店街のガラガラポン 結局 1等旅行券は一生当たることなく 「当たり」の文字とは縁のない ポケットティッシュだけが溜まっていく 煩悩だらけの人生 【雫と席】穿つ水滴 僕の天敵 足りない血液 補う点滴 ゆるりゆるり悠遠 飽きられて 忘れられて 埋まる全席 奪う優先席 愛がない指定席 

          【詩のようなもの6編】 当落

          【詩のようなもの6編】 灰色の秋

          【灰色の秋】肌寒い秋風が吹く 木々の葉が色を落とし 街はモノクロームに彩られる 色彩を奪われた世界はとても静か だけど強く何かを語ろうとしている 君はそれに耳を傾けて佇んでいる 曰くありげな笑みと秘密を語る沈黙と共に 幸せと哀しみの狭間 僕の知らない誰かとの約束を抱え 口に出来ないままの記憶の欠片 「さ…」と君が切り出すも 風がそれをさらい空へ 互いの景色は灰色に沈み 公園の落ち葉が君を隠すように舞い 僕は夢の中で何度も思い出す 君の曰くありげな笑みと空虚な秋を

          【詩のようなもの6編】 灰色の秋