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【詩のようなもの】 慣れて、過ぎて。 【過去詩】

【慣れて、過ぎて。】

手慣れた仕草で淹れたコーヒー
猫背でいつもの机に向かい
ズズズとちょびっとずつ飲む

少し咽せた後で
鼻を触り頬を触り
うーんと唸り上を向いて
下を向いて腕を組む

昨日のドラマの会話
見た時は何とも思わなかったのに
急に今疑問が湧いてくるのは何故なんだろう

目の前の課題は進まず
下降するモチベーション
お腹が空いて残りもので済まし
引き攣った笑顔は後悔を呼ぶ

1日の短さ誰のものになった?
座ってた椅子に残る温もり
柔肌を縁取る夜の光色
明日こそ自分のことを...

明日も立っているかわからない
曖昧な誓いを水面に浮かべ
過ぎた季節に枯れた喉を高鳴らす


最後まで読んでくれてありがとうございました。
過去の詩のようなものから再掲した作品です。
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水宮 青