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【詩のようなもの】 歩む靴の声

【歩む靴の声】

新品の靴が語る
まだ未知の道へと踏み出す硬さが
私に問いかけるように
皺と汚れを纏って
その道が私の足跡を刻んでいく
歩むたび少しずつ馴染んでいく

雨に濡れ泥にまみれても
靴は僕に立ち止まるなと言う
つまずきながらも前へ

やがて靴が疲れ果てた時
私たちが一緒に越えた道が
成長の形をした足跡になり
また靴紐を結ぶところから今日を進む