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【詩のようなもの】 清貧 【過去詩】

【清貧】

傷を真ん中にして
善と悪の枢軸を揺れている

心を欲すれば欲するほど
世界の裏側に怯えている

弱肉強食の世界
自分を見失えば喰われてしまう

残酷で美しくて
優しい人がいて
怖い人がいて

忘れていた
見えないフリをしていた
この世界のこと

信じられる今日を生きて
好きになれる人を見つけて
心ある人であるのは
簡単じゃないから

何のために生きていくのか
当世風のない死地を見つめて
馬鹿なりに考えてみる


最後まで読んでくれてありがとうございました。
過去の詩のようなものから再掲した作品です。
気が向いたら他の記事も読んでみてください。

水宮 青