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【詩のようなもの】 1から2

【1から2】

一人になれたよ
その為に使った時間とエネルギー
誰かと一緒になるより
ずっと多く必要で大変だった
でも迎えてしまえば快適で心地良い

何をしよう
毎日が自由で思い出を作る必要もなく
無為無策の散歩道
陽を浴びて夏を遠くにして
ぼーっと過ぎる雲を見つめて
冷めた瞳が揺れ始める

また二人になりたいよ
そう思える心をじっくり泡立てて
再び出会うことを予感して
いつもは行かない洒落た空間へ
熱を帯びた身体で走り始める