てぃくる 256 濡れないドレス
華やかなドレスは 水に濡れない
どんな時にも ひらひらと優雅に舞う
でも ドレスをまとっているわたしは
いつもずぶ濡れに なってしまう
だってわたしは ドレスじゃないんだもの
いつもひらひらと 舞っていられないんだもの
濡れたわたしが ドレスをまとう
決して濡れない ドレスをまとう
そして踊るの 泣きながら
雫をいっぱい こぼしながら
ひらひらと
ひらひらと
悲しい時には泣けばいいじゃないかと。
偉そうに言い放つ人がいる。
ねえ、泣けるのならもう泣いているの。
泣けないのはなぜかを考えて欲しいな。
叩きつける激情過ぎて虹の橋
(2016-08-18)