てぃくる 726 自分の色
「口紅の色くらいは、自分の好きな色にしたいけど」
「そうよね。でも、口紅じゃなく、唇の色なら選びようがないわ」
タマスダレの群生。花芯にあるオレンジ色の雄しべが白い花弁に映えて美しいです。これが黒や赤だと、まるっきり違う印象になるんでしょう。
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自分の色。それは自分の好きな色とは必ずしも一致しません。
肌の色も、髪の色も、瞳の色も。与えられた天賦の色を自分の色として受け入れたとしても、それが自分の好きな色と一致しないのはよくあること。
だからどうということもありません。変えられるのならば変えればいいし、まあいいやと受け入れるのも対処法。自分の色を変えることに文句を言う人はいませんよ。他人の色まで変えようとしない限りは、ね。
秋色の夜の青浅し染まず立つ
(2020-10-16)