てぃくる 814 難儀やなあ
歩きにくくてかなんわ
道なき道を 君は行く
そこが 快適な舗装道路であっても
進むも引くもままならぬ 悪路であっても
君が歩いているところが 道であり
その道を踏破しないと 明日が来ない
だから君は
道を行く
難儀やなあと
ぶつくさこぼしながら
伐採されたトウジュロの幹の上を、ダンゴムシがてくてく歩いていました。彼にとって決して居心地のいい場所ではないのでしょう。歩みは遅く、真っ直ぐには進んでいません。
それでも。立ち止まればそれまでです。居心地が悪く、食べるものはなにもなく、外敵から丸見えの最悪の道の上。
逃れるためには、ただひたすら歩くしかないのです。
溶けた飴に足止めされし夏の道
(2021-07-30)