てぃくる 862 雪のように白く
雪のように白くなるまで
心を漂白する
どれだけ晒しても
白くはならないのだけれど
それでも心意気だけは
雪のように白く
初志貫徹と言いますが、真の意味でそうできる人はとても限られています。自分を現実にフィットさせるためには、どうしてもある程度周囲の色に染まる必要があるから。真っ白なままで居続けることはできないですね。
それでも人として真っ当に生きようとすること、雪のように白い心を保ちたいと意識することくらいはいいのかなと。
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ニワウルシの種子が真っ白な束を完封にぶら下げるようになりました。ウルシとついていますが、葉の感じがウルシに似ているだけでウルシの仲間ではなく(ニガキ科)、かぶれることはありません。神様の木、神樹(しんじゅ)という別名の方が、風情があって好きです。
中国原産の外来樹ですが、丈夫で成長が早く、樹形が整っていて暑さ寒さにも強いので、街路樹によく使われています。夏に木陰を作る姿も堂々としていて見事なんですが、葉を落とした冬に雪と見紛う種子を風に鳴らす姿がとても好きです。季節ごとに鮮やかに表情を変える木は楽しいですね。
木枯らしや枝を噛み裂く音混じる
(2021-12-15)