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てぃくる 242 錆
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「なんか知らん、えらい錆びてもうたなあ」
「真っ赤やないか。どんだけ手入れしてへんかったん?」
「てか、元はなんやったか、もう分からへんねや」
「ぴかぴかに磨いたれや。何かに使えるかも知れんで」
「めんどくさ。ええやん、このまんまで」
「うーん、ほんまにええのんか?」
「いかんの?」
「この錆なあ、周りに落ちるとえらいことになるねんで」
「ほー、ごっつ汚れるとか?」
「汚れるならマシや」
「は?」
厄介なんが、わっさり生えてくるねんで!
☆ ☆
ギシギシが結実して、赤茶色の種をいっぱいぶら下げています。種の数ほどのこともなく、発芽して大きくなれるのはごくわずかなんですが。一度地面に食いついてでかくなると、容易に抜けません。
あ、ちなみに若い芽の部分は食用になります。もっとも身近な山菜の一つですね。
(2016-07-20)