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てぃくる 1048 愚痴をこぼす
「おい」
「なんや」
「口を開けたらすぐ愚痴をこぼすの、やめてんか」
「あほう。愚痴なんかこぼしてへんがな」
「いっぱいこぼれて飛び散っとるやないか」
「ああ、それ」
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愚痴やのうて
俺の子供や
暑い暑い暑い暑い暑い……。一夏中ずっとその愚痴しかこぼしてなかったように思います。もし愚痴に色と形があったなら、画像のような状態になっていたことでしょう。
ちなみに、画像のきのこはスミレホコリタケ。ホコリタケとありますが、散っているのは埃ではなく、胞子。鮮やかな紫色なので、とても目立ちます。残念ながら口にできるものではありませんけどね。
『心』も『知』も入っているのに
愚痴はあまり切実でもハイソでもない
(2023-09-08)
Grumble by Gary Boyle