てぃくる 736 どびんわり
藪の中に顔を突っ込んでいろいろなものを撮っていると、ん?と違和感を覚える瞬間があります。
それは、なんの変哲もない枝葉のはずなんですが、ありえない動きを……。
ありゃりゃ。こりゃあ、植物じゃないですね。
ということで、ぱちり。
ヨモギエダシャクの幼虫。本当に見た目が草木の枝にそっくりですね。「枝尺」の名付けは、ネーミングにセンスのない学者さんが多い中で、秀逸だと思います。
こやつら、危険を感じると尻の吸盤で枝に体を固定し、先の方は枝から離して枝に擬態します。本当に枝だと思ったお百姓さんが土瓶をかけて割ってしまうので、土瓶割りなんていう別名があるんですね。
名前にはヨモギとついていますが、いろいろな植物を食うようです。画像のこやつはヒメフヨウについていました。
穴に入る虫振り返り目を合わす
(2020-11-30)