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蝶々結びができないグレーゾーン


長女は蝶々結びができない
低学年の時教えたがさっぱり出来なかったのでまだ早そうだと即諦めた
小6で紐付きエプロンを着る機会が何度かあり、その度に簡単なやり方を何度も練習し無事着用できた様だったがそれきりだった

中学に入り学校では中も外もひも靴になったが
ぎゅうぎゅう引っ張って履いているのかと気にしていなかった
が、先日別件で担任教諭から電話がきた際
靴紐の蝶々結びができないのか片結びをし続け長くて危なくその旨伝えても直せない様子
ゴムになっている靴紐などに替えてはどうでしょうか?とご提案頂いた

なるほどそーいや今はそんなものがあるんだったと調べ
ダイソーよりセリアの方が種類豊富な上に伸びも良いという事で近所のセリアへ行き
真っ白90cmラスト2組を買った

週末、必ず上靴を持ち帰る様話した長女が持ち帰った靴の紐は
蝶々結びになっていた

担任教諭には幼稚園の先生みたいな事までして頂き申し訳ないと思うものの
3年ぶりのWISK(発達に関する知能検査)でもやはりグレーゾーン診断の長女は
きっとこれからも一般社会に身を置きながらこんな風に誰かに助けて貰いながら生きていくのだろうか
生産性を求められるこの日本社会ではたして助けてくれる人はいるのか?
などと考える

蝶々結びはほんの一例にすぎず
普通これできて当たり前でしょという事がいくつもできない長女

発達障害の小中高生向けの放課後デイサービス、お仕事体験なるものの説明会に参加したところ
利用者の半数は特定の診断を受けていない通常学級の子、つまりグレーゾーンだという

一見普通に生活しているように見えてもできる事できない事の差が極端に激しいグレーゾーンは社会に出て挫折したり、周囲の不理解により傷つき、二次障害として心を病む確率が高いという

長女が中学に入り、その辺りの事が一気にそう遠くない未来の事となった

そして土曜日は検査結果を持ち学校で保護者面談

手厚い学校に感謝すると共に親として出来ることを模索するこの頃である

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