甲斐家御一行様の世代交代

父方の親戚の食事会24人

大分県から出てきた父の兄弟達は結束が固い

昔は毎年新年会旅行へ行き

夏の帰郷には私も2度フェリーで車数台団体移動

田舎の家にダダダーっと布団を並べてみんなで寝た

週末の父とのトラック行楽の帰りにはあちこちの伯父伯母の家へ遊びに行っていた

腹違い含め11人の兄弟達
残っているのは5人

子供ながらに素敵な雰囲気の人だなぁと思っていた伯父の奥さんももういない

お料理上手で美味しいロールキャベツの作り方を教えてくれた伯父嫁もいない

久しぶりに会うのは誰かの葬儀や法事

恒例だった旅行ももう難しくなってきた

従兄弟会をやろうと言いつつ普段それ程行き来があるわけでなし

そんな中
今年結婚し、来年からハワイに移住する従姉妹の姉様が幹事になり食事会を開いてくれた

年老いて来られなかった伯父夫婦もいるが

令和生まれ現在3ヶ月の従兄弟の孫も来ていた
今日が丁度生まれて100日ということで
お食い初め膳の準備を整え
年長者である伯父がご飯をちょんちょんと男児の口に付けた

ああこうやって世代交代していくのだと強く感じた

私が幼い頃は母方の祖母の家には盆暮れ正月親戚が集まり、普段からよく人が来ていた
父方の親戚付き合いにもよくくっついて行っていた

娘達は私の幼少期に比べ、随分と親戚付き合いから遠ざかった生活をしている
地域差は大きいと思うが、一般的な核家族の姿だろう

しかしながら祖父母が近くにいてすぐ会えるだけでも、自分のルーツに触れられていると言える
ご先祖様との繋がりを感じられるのは心強いものである
可愛がってくれたり、仲良く騒げる従姉妹達がいるのも恵まれている

有難い環境である

今日、あまり親交のなかった歳の近い従姉妹と今度ご飯を食べようと話した

毎度マジックを披露してくれる手品好きの従兄弟と今度キャンプへ行こうと話した
3〜4歳の頃、居候させて貰ったお家のお兄さん
良くしてくれた伯父さん伯母さんはもういない

幼くて何も分かっていない事だらけだったけれど、大人になるにつれ、沢山の人に助けて貰い、お世話になり、気にかけて貰いながら育ったのだと改めて思う事が多い

有難い