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狐の咥えているものは?(エッセイ)

旧東海道沿い、神奈川宿にある浅間神社へ行った。石の鳥居をくぐり、急な石段を登る。石碑などが並んだ踊り場的平地からさらに右に階段は続く。真っ赤な鳥居はすでに見えている。社内に大きな鳥居があるのが浅間神社。その脇に稲荷社があり、狐が祠の左右を守っている。因みに小嶽社もあり、こちらは天狗が守っていた。

以前テレビで、日本全国の稲荷神社を歩き、何か(鍵や珠など)咥えている狐を探し回っている人が紹介されていた。

こちらの狐(向かって左側の狐)も何か咥えていたので、よく見ると巻物のようだ。ネットで調べると、巻物は仏教の経典だそう。神仏習合の歴史がここにも見られる。

稲荷神社は全国にある。東海道五十三次徒歩の旅では、稲荷神社の狐巡りをするのも面白いかもしれない。

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