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紗倉まな『最低。』読了

『春、死なん』に次ぎ、2冊目。
地の文の感性豊かな表現に驚かされる。
元々の仕事をテーマにしただけあって、業界での女性の悲しみや淋しさがうまく書かれている。体力勝負の職場の中で、精神的にも難しい問題にぶつかりがちな商売だけに、著者としては小説にすることで、いろいろな苦労を昇華しているのかもしれない。
読点の付け方が感情の深さをよく表していて、新鮮だった。

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