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エドガー・アラン・ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊』読了
怪奇小説というか狂気小説と呼ぶほうがふさわしい、ポーの短編集。初読あり既読あり。怪奇現象のそれぞれは、すべて人間の精神の破綻から来ている。
『黒猫』の感想だけ書く。
殺人を犯す可能性はすべての人にある。自分だけは例外だと思っている人こそ特に気をつけたほうがいい。何故なら人間の本能の中には狂気があるから。
狂気は自己防衛のひとつの手段だ。カッとして頭に血が昇ると、頭の中が真っ白になる。この状態に陥ると、自分を守れなくなる。だから目の前にいる人を敵とみなして攻撃してしまう。
こうして殺人を犯した人はもう現実の世界に戻れない。現実と妄想の混じった世界に生きることとなる。最後は自ら墓穴を掘って自滅する。
この話を読んで、こんな仮説を立ててみた。
いかが?