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線状降水帯(詩)

熱い日差しの中を歩き続けた僕の体は
熱くなり、溶け出してゆく
僕は固体から液体へ、液体から気体へと変わり
上昇気流につられて空高く昇っていく
僕の体以外にも気体となった人たちが空に集まってくる
空の温度に冷やされて、僕たちは線状降水帯になるそして一部は稲光になり、そしてまた一部は雷鳴になり、その他大勢はまとまって雨になって地面を叩きつけた
僕たちはもう固体には戻れない
氷河期が来るまでは


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