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三浦しをん『君はポラリス』読了
人は誰でも生きるために「崇めるもの」を持っている。その「崇めるもの」を著者は「ポラリス」と呼んだ。
「ポラリス」は登場人物たちの近くにあるのに、近すぎて見えなかったり、手に入れているのに気づかなかったりする。中にはいらなくなったりするから、その正体は誰にもわからない。
それでは、自分にとっての「ポラリス」とは何だろうか?
誰でも持っていると言っておいて、自分の「ポラリス」が思いつかない。それならばこの短編集の中から一番自分にとっての「ポラリス」を探してみると、『骨片』あたりだろうか。