明暗行路(詩)
帰り道のない道を歩いていく。
一方通行の道を歩いていく。
過ぎ去ったものはすべて捨ててきたつもりだったのに
新しい世界へ旅立とうと歩き始めたはずなのに
過去の亡霊が足を重くする。
60歳を目前にして病気のために会社を辞めた。
僕の行き先は暗闇に包まれている。
僕はこれから何をすればいいのだろうか。
残りの人生をいかに生きればいいのだろうか。
足を止めることができない以上
歩きながら考えるしかない。
僕の未来を明るくする何か
僕の後半生を幸せにする何か
それを探しながら
僕は人生という道を必死に歩いていくしかない。
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