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20240720ひかりのおもさ

光のはかり方を、忘れてしまった。
重さが分からなければ必要な器を用意することができない、だというのに天上から絶え間なくこぼれ落ちてくる光。閉じてください、と祈るけれど叶わない。

月は優しいというが、星の方がもっと優しいではないか。煌々と照らすことなく静かに空を光で満たして、足元の大地を闇に沈めておいてくれる。私たちは暴かれることを恐れずに夜を進む事ができるのだ。

お行き、星を道しるべにして。
影が落ちなければ私たちは誰にも追われることはないだろう。

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