「トンニャン」シリーズとは#1”阿修羅王もアスタロト公爵も「トンニャン」シリーズの脇役に過ぎない”
トンニャン‥‥‥(ルシファーいわく)男でもなく女でもなく、生を超越した存在。この世の始まる前から存在し、この世の終わりの後も存在する。静観するもの。
新作「炎の巫女/阿修羅王」
「炎の巫女」は2017年に最初に発想し(話の最初の方のみ)、2020年にさらに2回ほど降りて来たイメージをベースに、2021年に書きあげた最新作です。トンニャンシリーズとは異質のものです。
しかし「阿修羅王」は、今回の書籍化の内容自体は、2006年頃に書いたものです。それには、ちょっと長くなりますが、私がなぜ、物語を描き始めたか、から。
私の書籍に2017年発行の短編集「白龍抄」があります。そこに収録されている物語で、「三歳の時から記憶にある話」という物語があります。
これは昔話のようで、子供頃、「誰かから聞いたのか」「テレビか何かに見たのか」と思い、家族はもちろん、友達や身近な大人に話しては、
「この話、知ってる?」
と聞いていたのですが、誰も知りません。
大人になって、おそらくアジアとあたりをつけ、様々なアジアの神話・民話などを読みまくりますが、未だに見つかっていません。書籍「白龍抄」のあとがきにも書きましたが、今も、もし存在するならと、探しています。
実は私は、子供の頃(気がついたら)から作品が映像で視えるのです。
ほんの一瞬の間にザっと物語が一作品、視える(白龍抄の場合など)のもあるし、夢に全く私が登場せず、どこか知らないところで、知らない人達の話を、スタートからラストまで視たり(「雨夜幻想譚」など)
言ってみれば、頭の中で映画を一本観て、その細部にわたって記憶している、という感じです。
そう、トンニャンは私が子供の時に夢に現れて、自分で「トンニャン」と名乗ったのです。赤いチャイナドレスを着ていたので、少女だと思っていました。彼女が彼でもあると知るのに、さらに6年ほどかかります。
そして初めて出逢った時、誰かが隣にいたような気がしました。
それから約3年ほどして、興福寺の阿修羅像の写真を見た時、
トンニャンの隣にいたのは「アシュラ」だと気づくのです。
このトンニャンの物語が、とても長い長い物語となるのですが、幼い私には、まだトンニャンが私に何を描かせようとしているのか、わかっていませんでした。
続く
ありがとうございましたm(__)m
「トンニャン」シリーズとは#1”阿修羅王もアスタロト公爵も「トンニャン」シリーズの脇役に過ぎない”
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■次回トンニャンシリーズとは #2へ続く
https://note.com/mizukiasuka/n/n97a1a41f1121
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