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どうしてわたしたちはリスクを回避しようとするのか?

私たちはなぜリスクを回避しようとするのか?その事についてBingさんに聞いてみました。そしたら次の様な答えが返ってきました。

リスクを回避しようとするのは、人間の心理的な特徴の1つです。心理学ではプロスペクト理論という理論があります。この理論によると、人間は損失を極端に嫌う生き物であり、不確実性の下での意思決定において、非合理的な選択をしてしまう事があるといわれています。 
たとえば、賞金や罰金のゲームに参加する場合期待値が高い選択肢よりも、確実な選択肢を好む傾向があります。また、コインの裏表のゲームに参加する場合、大きな利益を得る可能性があるにもかかわらず、リスクを避けて小さな利益を確定させることが多いです。
このように、プロスペクト理論では、人間は合理的な生き物ではなく、ローリスクを好む「リスク回避的な生き物」であることが証明されています。

とここで面白いので、もう一つBingさんに次の質問をぶつけてみました。

どうして人間はリスクを取ろうとしないのですか?と。

帰ってきた答えは以下の様なものでした。

人間がリスクを取ろうとしないのは、**損失回避の法則**という心理的なメカニズムが働くからだと考えられています。損失回避の法則とは、人間は「得をすること」よりも「損をしないこと」を選んでしまうという法則です。損した時の恐怖は喜びよりも**2.25倍**も大きいという研究結果があります¹。

人間がリスク回避をする理由には、さまざまな要因が考えられますが、以下のようなものが挙げられます。

① **社会的な圧力**:日本人は他人から非難される可能性があることを避けようとする傾向が高いです。リスクを取ると失敗する可能性が高まり、周囲から批判される恐れがあるため、安全策を採ることで社会的なストレスを回避しようとします。

② **不確実性の高さ**:リスクを取るということは、未知の結果に直面することを意味します。人間は不確実性に対して不安や恐怖を感じやすく、その感情を避けるためにリスクを取らない選択肢を好むことがあります。

➂ **認知バイアス**:人間は自分の判断や行動に影響するさまざまな認知バイアス(思い込みや先入観)にかかりやすいです。例えば、現状維持バイアスというものがあります。これは、現在の状況や選択肢に固執し、変化や新しい選択肢に対して否定的になる傾向です。このバイアスによって、リスクを取って変化することに抵抗感を持ち、リスク回避をすることがあります。

以上のように、人間はリスクを取ろうとしないのは、心理的・社会的・認知的な要因が複雑に絡んでいるからだと言えます。しかし、リスク回避ばかりしていると、チャンスや成長の機会を逃してしまう可能性もあります。リスクを取ることにもメリットがあることを忘れずに、バランスの良い判断ができるように心がけたいですね。😊

このBingさんに言われた様に、リスク回避ばかりしていると、チャンスや成長の機会を逃してしまう可能性もあるというのは、大いにうなずける回答でした。

私はマネジメントの仕事で、色々な人と話す機会がありますが、これは、私が出会う人だけなのかもしれませんが、ほとんどの人が変化を望みながら、何のリスクも取ろうとしません。

皆、Bingさんの言うようにそこに、今自分の目の前に大きな可能性が開かれる可能性があるにも関わらず、多くの人はそれを取ろうとしません。この目の前にある可能性を取れば、それで自分に何らかな変化を与えることが出来るとそう分かっているといいながら、それでもそれらを取ろうとはしません。

色んな人と話をしていると、日本人とは本当に憶病な人が多い気がします。これはわたしを含めてですが・・・。

私も以前はこの完全なるリスク回避人間でした。Bingさんの言うように、損失を恐ろしく嫌っていました。何をするにも、ローリスクのものしか基本手にすることもしなければ、行動もしない。そう言ったタイプの人間でした。

でも、ある日、自分がいかにつまらない人生を送っているかに気づきました。いつもいつもリターンの少ない、安全パイを選んで生きていても何も面白くない。もっと人生楽しく生きてみたい。自分の持つ可能性を最大限に生かして生きてみたい。そう思うようになりました。

それからは常にリスクしかない人生を選択し続けて生きています。でも、このリスクしかない人生を生き続けるというのも、意外に楽しいです。

損もしなければ大した得もしないという人生よりも、アップダウンは確かにすごいですけど、わたしは今生きているこの人生の方が生きている!という強い実感を持つことが出来ているとそう自分では思っています。

なので、常に守りに入って保守的に生きている人を見ると、なんだかとてもつまらなく思ってしまいます。もっとリスク取って生きたら、色々な自分を生きられるのに、なんのリスクも取らずに、とりあえずそんなに苦労しなくても容易に手に入れることの出来るものだけで、自分のお腹を満たそうとしている。

そういうった人を見ていると、嘘ばっかり!と思ってしまいます。本当はおなかなんて一杯じゃない。でも、彼らはお腹がいっぱいだ!って事にして、必死にその事実をアピールしようとしています。

きっと彼らは自分の心の奥深い部分では自分が真に満たされていないってことを知っているんじゃないかといつも思っています。

私のマネジメントではそこのところをよくクライアントと議論します。

そうすると、大抵のクライアントは確かに言われてみれば、本当にお腹いっぱいになっているか?と言われれば、そうではないという事を口にされる方が非常に多いです。

私が思うに、日本人は本当に冒険心がない。可もなく不可もなく。これが一番心理的に安全で好きらしい。それで人生の全てが終わっていってもいいというのなら、それで何の後悔も自分の人生にないというのなら、そのまま生きていけばいいと思うが、大半の人は、人生の後半期になって、その冒険心がなく、可もなく不可もないローリスク、ローリターンで生きてきた自分の人生に、押しつぶされてしまいそうになる。

私がいつもクライアントさんにお話することは、気づきは早ければ早いほどいいという事です。その気づきが遅ければ遅いほど、わたしたちは苦しみが多くなる。これは脅しではありません。実際問題本当にそうなんです!

保守的すぎる日本人、それはある種他の種からすれば、この保守性がとても素晴らしいと称賛されることもありますが、私はこの日本人の持つ保守性がそんなに素晴らしいものだとも思いません。これはあくまでも主観的な感想ですが・・・。

リスクを避けて、小さな利益をコツコツとためていく。それも確かに素晴らしいかもしれません。でも、これを心の問題に当てはめて考えていくならば、心の成長を求める人にとっては、この保守性が与えるダメージは大きいものと考えます。

自分が抱える問題に目を向けようとしないでいれば、その問題は自分の中でどんどんと大きくなって、腫瘍の様なものになり、それはいつしか自分の心も体も食い尽くしてしまう。そうなる前にも、私たちは常に自分にとってリスクある選択を取り、自分の心を点検、確認、整備し続ける必要があると私は常々感じています。

心理的なリスクを取るという事は、自分にとって一番不都合な事実を見て取るという事を意味します。この不都合な点、これを自身の中に見出し、それらと正対し、それを自身の力で改善していく、そしてそれらを一回だけではなく常に繰り返す。こうした精神力というものを私たちは持たなくてはいけないのではないかとそんなことを常々感じています。

以下は私のセルフマネジメントのHPです。興味のある方はご覧ください。↓↓




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