スカイウォークと寿司と水流と〜三島に行った話
先先先先行から申し込んでいたイベントのチケットがご用意されなかった。
いける気満々で申請してあった連休（しかも、気を遣ってもらって三連休にしてもらっていた）が無駄になってしまう……！
それは流石に悔しいので、一般申し込みに敗れた瞬間、友人にLINEを打った。
ねえ、どこか旅行に行かないか！
これで乗っかってくれる友人には本当に感謝だ。
京都へ推している現代着物屋さんへいく。
大阪へ食い倒れツアーに行く（リクローおじさんのカフェとかどう？）
熱海に日帰り温泉。
三島へスカイウォークを渡りに行く。
いくつか候補を挙げてみて、「美味しい魚が食べたいね」というので、三島に行くことにした。
こちらは三連休だが、あちらは週末のどちらかしかないという。日帰りでどうじゃろか、と話は決まった。
静岡県は、隣の県ではあるが、あまり馴染みがない場所だった。
大抵、新幹線で素通り（）か、ドライブがてら大型ショッピングモールや、沼津、清水などの有名漁港へ食い倒れに行くくらいだ。
観光協会のサイトであれこれ調べながら行く観光は初めてで、ワクワクする。
バスの一日乗車券があり、三島市内の有名どころはそれで回れるらしいということと、スカイウォークではイチゴのフェアをやっているらしいこと、三嶋大社の参拝と美しいせせらぎを堪能できるらしい情報をゲット。
モデルコースも乗っていて、とてもありがたかった。
そのモデルコースの時間に近づけるように到着時間を決めて、新幹線へ。
こだまに久しぶりに乗る（笑）
初めて降りる三島駅。いきなり改札を間違えてしまい、挙句、南北の連絡通路はないと知った。駅員さんに事情を話し「今回だけですよ」と駅内を通過させてもらう。
いきなり大迷惑かけとるやないかーい……。
東海バスさんの一日乗車券を購入。
スカイウォークへ向かうことに。
周りには同じような観光客がたくさん。インバウンドって本当だ。日本語より異国の言葉がバスないであちこち聞こえる。そして勘違いしていたが、観光のためのバス路線ではなく、普通の路線バスに便乗させてもらう形だった。生活に密着しているバスにこれほどの観光客が流れ込むのは申し訳ないなと思いつつ、富士山がどこからでも見える風景にテンションは上がりっぱなしだった。
三島スカイウォークは全長400メートルの日本一長い人道専用の吊り橋。
橋の上からは、日本一高い富士山・日本一深い駿河湾の3つの日本一が一度に楽しめます。吊り橋から、絶景を見られるのはスカイウォークならでは！
というのはパンフレットからの引用。
どうしてこれを作ろうと思ったのしら、という疑問を胸に、それでも実物を見るとテンションが爆上がり。吊り橋なので、やはり揺れます。足元も格子になっているところから下が見える。隣を見れば、アクティビティの一つ、ロングジップスライドを楽しむ人がいて、なんというか、すごい（笑）
橋を渡った先にも楽しみがたくさんあって、展望台に登ったり、電動バギーに乗せてもらったり、フクロウカフェの看板フクロウさんにご挨拶したり、思った以上に楽しんでしまった。
もちろん橋の手前にもレストランやカフェ、売店があって、あちこちみていたら、ここに二時間近くいて、気がつけば昼です。
あれ。思ったより時間がないぞ？
再びバスに乗って三嶋大社へ。
三嶋大社は、源頼朝が平家打倒を祈願した場所でも有名で。一度お伺いしてみたかったところ。
お天気は上々。何やら御祈祷があったようで、訪れるなり太鼓の音が聴こえてきて幸先が大変良き。
河津桜も咲いていて、気温もとても良かった。
境内で陶器市も開いていて、ご縁あって、素敵なぐい呑みをお迎え。これはまた別でご紹介したい。
三嶋大社には鹿もいるよと聞いていたので、鹿さんたちにも会ってきました。有名な福太郎餅もいただいて来ました。餅とあんこって鉄板ですよね。
参拝終わった時点でお昼をずいぶん過ぎていたので、お寿司を探す。
「ピクミンがさっき寿司の苗を取ってきていた」という友人の言葉でピクミンアプリを立ち上げ、Googleマップで寿司屋を探す。
ピクミンの使い方よ……。
三嶋大社の近くにお店を発見。静岡らしいネタをいただく。
いやもう、どれもおいしくって……！
お腹がいっぱいになったので、観光マップに沿って街歩き。
こちらの地図はさっきの観光ガイドにあったもの。すごくわかりやすくて便利だった。
どこも水が綺麗で。
これが市民活動の賜物で、この清流を守るためにどれだけの努力が必要かは、過去仕事で水質管理をしていたことがあるだけに、身にしみてよくわかる。
本当に本当にお水が綺麗でね。水辺に色々な動物がいて、この自然が長く保たれているのだと実感した。
三島に来て良かったなあと、心から思ったのよ。
水辺の散策が楽し過ぎて、楽寿園の入場時間に間に合わず、立ち寄れなかったのが残念。途中、街中に響いた音が最終入園の合図だったらしい。
十七時じゃないのに、なんの音だろう、なんて呑気に笑っている場合ではなかった……。
予定していた場所全てを回れたわけではないので、また機会があれば三島に行きたい。とりあえず、桃の季節にフルーツパークへ行くことは決定した（笑）
だって、桃食べ放題だってあるんだもん（笑）
来なくてどうするよ！