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十王院グループは0点の演技が一番好きな女を救ってくれ キンドラ感想

以下『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』の全ネタバレを含みます。
「はい、ソフトクリーム!」の大合唱パートがあることと、主人公の様子がおかしい為に全く共感をさせてくれないのに曲の良さだけで彼のことが一番好きになった朧げな記憶だけを頼りに、観に行きました。
予想の1000億倍様子がおかしかったので、その備忘録です。うたプリのスタツア(2年前公開の全編ライブ映画)って、相当まともだったんだなって実感しました。人が飛ぶくらいでわろてんちゃうぞ、過去の自分。

最初から一番意味わかんねえことをやるのがキンドラの洗礼なんだな……
時刻は19時だそうですが、私が見た回は20時開始です。こういうのがずっっっと続く。
特に台詞パートで長々とこちらにマイク渡してくるのにツボ入ってしまって大変だった。劇場の音響を全力で使ってASMRやってくれてありがとね🫶

美味しそうにご飯パクパクしてくれる彼が一番好きです。
この後もこの3人定期的に出てくるんだけど、毎回断トツで様子がおかしい。マジでおかしいよ。構成作家は何食べてたらあんなの思いつくの?(褒めています)
白と黒と金色のアレは何なんだよ!!!出来る限り音を立てながら胸を叩くファン達に囲まれる劇場。パン!じゃないんだわ。

左上に燦然と輝き続けるHIGHLIGHTとLIVEの文字よ。ここは劇場なんですが……なんなら途中で臨時ニュースも挟まるしパフォーマーは倒れるしCMも入る。
これは褒め言葉なんだけど、完パケしてる映画だと思わない方がいい。ザッピングしながら見る音楽番組の一番おもしれー部分抽出したら、なんか映画出来そうな尺になっちゃったから置いとくねって感じ。
スタツアの時も同じこと思ってたけど、スクリーンで上映してくれてる劇場さんに頭あがんないよ。なんか感謝の意味変わってないか?

とりあえず目の前で起きていることの9割5分の意味がわからないので、良い曲だってことだけは自分が理解できることに感謝する。
本気で、この世に音楽があって良かったな〜って思える作品だよ。ええ……???何だ?うたプリの四ノ宮那月√か??

めちゃくちゃ綺麗なロン毛兄さんを番傘〜藤の花〜美しい〜と眺めていたら、ラストスパートとばかりに髪の毛燃やしてファイヤートーチしてて、「ただの綺麗な美丈夫にしてたまるか!」ってキンドラくんが肩パンしてきて笑いました。
リアルライブやる時、演出どうなるんだろ。斉藤壮馬に火のついた棒ブンブンさせるんか?うちの地元の小学校の林間学校でやったなあ(遠い目)

ピンクフラミンゴゲーミングスーツ炎上眼鏡お兄さんの曲ノリノリでめちゃくちゃ良かった。ピンクフラミンゴって何だよって思ったけど、見た瞬間ピンクフラミンゴしか思いつかない。
骨格ストレート女がパフスリーブ着た時にガンダム(笑)自虐ネタよくやるけど、それどころではないので彼のファンもどんどん肩を怒らせていくべき。
そして金?石油?とにかく財力のシャワーを浴び、サンバの振りをしながら踊り狂う虹色ゲーミングスーツ着用onピンフラという情報力の洪水になってた。終始曲はダンサブルで楽しい。ええ……??

爽やかでめちゃくちゃ良い曲を、青森のイケメンが下半身にしか目がいかない衣装で踊り狂っている……う、うん……そっか……目のやり場に困るってこういうことか。
本当に良い曲なんですよ。それなのに下半身がヤバい。あれがエロスにならないの、バランス感覚が凄い。
あんなに露出エグいのに作中ではむしろ清純派に見えるの凄えな……松浦亜弥みたいなことになってる。

デザイナーの方、とにかく凄い仕事をしてる。何食べたらこんなデザイン思いつくんだって服とめちゃくちゃセンスいいなって服のバランスがすごい。
特別曲が良いと服がヤバくてパフォがヤバいと服がまともがち。タイトルからもお察しだと思いますが一条シンの衣装が一番好きです。
自分と結婚してるタイプの衣装が好きだから、あんスタでもValkyrieのレゾンデートル衣装が一番好きなんだ。↓この衣装です。

入場特典が出たのが、大和アレクサンダーさんでした。インパクト強い名前してるね。
キンプリくんは、イージードゥダンスをアクションのBGMとして最適なんだと勘違いしていないか?
なんか青森のイケメン再登場してスピードスケートするし、殺陣みたいなことしてるし意味わかんない。とりあえずめっちゃいい声ってことしかわかんない。
わからない、変、おかしいが感想文の末尾の7割を占めている気がする。凄い。

ピンクショタ〜!!!!!めちゃくちゃ可愛いね……!!!!顔が可愛すぎることより、かなりまともな服だ〜!!って思った記憶が強いの本当におかしいよ。
序盤クロマキーで抜けそうだなって思った以外は珍しくツッコミどころが無い服で、この子らしくてひたすら可愛かった。

しかもこの上で、「私も私の好きなようにパフォーマンスを極めるから、最上級に可愛くいるから、あなたも自分の好きなように生きてね」のメッセージ性も節々から感じさせてくれる。
「あなたのことが大好き!」ってウィンクしながら言われて恋に落ちちゃった。俺もー!!!!!
アレだわ、エビ中の『ハイタテキ!』の「惚れた?」\惚れたー!!!!!/の満足感がある。
個人的に一番わかりやすく彼らの中で哲学者やってるアイドル、西園寺レオさんだと思う。人間讃歌が巧い。

高田馬場ジョージ、名前のインパクトが強い。大和さんといい、漢字とカタカナ組み合わせた時のパワーが強い名前多い。
そして帽子がひたすらデカい上に、最後影武者らしい子まで出してきてた。小顔効果が高ーい!
……???大丈夫?ゴーストライター的なアレで記者会見とかする羽目にならない???

あと影武者の人、本当に一瞬しか出ない!!!赤髪キャラが刺さりやすい民としては、君のこともっと知りたいよ!!公式サイトのキャラ紹介でも1人だけ謎にガビってるし、他の子と作画違うのは何故!?!?あんなにイケメンなのに!?


ミナトさん、多分唯一本編中で名前が覚えられた人です。綺麗な天女衣装かと思いきや、モリで魚を突き全裸を地球で上手いことカバーされていた。モザイクが地球になってるタイプの薄い本が沢山出るんだろうなと思いました。
他のメンパーとは一味違って、歌舞伎役者の女形みたいな妙な艶かしさあるんだよなこの人。
旅に出る時は、#3710に電話した方がいいらしいことは覚えてるんだけど、文脈を一切覚えてない。どうしてこうなったんだ。

キンプリ、レイヤーに全く優しくない衣装多くない??物理演算どうなってるんだって思いながら背中にデカデカとまとわりつく羽衣?から目が離せなかった。
ゼウスもドデカクロスか何か背負ってたし……何で一定の距離を保って彼らの背後を取り続けていられるんだ、背後オブジェクト……

紫ショタさん、顔が一番好き。
まーた目が大きくて顔の重心が下の方で表情豊かな来栖翔タイプの顔好きって言ってて……別にショタ好きなわけじゃなくて、感情が顔に出やすい人が好きなだけなんだけど。嵐の映画だと開始3分で松潤に落ちたし。
あと曲も、ボカロを聴いて育った者としてとても癖だった。多分彼自身の持ち前の厨二心と合わさって、ひとしずくPの『秘密〜黒の誓い〜』を連想しました。

如月ルヰさん、本当に綺麗だった。名前からして個性的で美しいし、最初の3人以外だと断トツでガチ恋に優しい。きっとキンプリが乙女ゲームになったらこんな感じなんだろうなって感じで、遊園地とディズニーとUSJのハイライト詰め込みみたいなデート風景だった。
それと同時に、この人がバラエティ番組に出たらどんな感じなのかなって凄い考えてしまった……どうだ?平野○耀タイプか?大西○星タイプか?それともラ○ールさんか?教えてほしい。

〜しばらくお待ちください〜の時に鍛えられた観客の皆さんが白々しく「え〜(棒読み)」「は〜い」「大丈夫かなあ〜」「お医者様はいませんか?」って口々に言うの、キンドラに鍛えられ過ぎてて笑ってしまう。
というか、ラスト怒涛に叩き込まれる全ての黒背景白文字に「ええ〜!?」って反応してあげるの優しいね。俺には何もわかんねえよ……

はい、ここでようやく言えるんですが、一条シンのパフォーマンス、良いよね!?!?!?え、ねえそういうものとして見ればめちゃくちゃ良いよね!?!?!?!?
こちとらヴァンパイア兄弟にDVがてら血を吸われるドラマCDをそういうもんと思って育ったもんだから、正直音声作品としてはこそばゆいけどライブとして落とし込まれたらあんなん最高の味しかしないのに!?!?!?としか思わなかった。

自己中というかファンを頭から丸々食ってやろうっていうパフォーマンスが、忌避されて非難されるっていうのは理解できる上で、ステージングとしては一番好みでした。
怖くて妖しいものって惹かれるじゃないですか。与えられるトンチキに惹かれるのなら、それと同様に異質でトチ狂っててひたすら観客から奪おうとするパフォーマンスも愛されていいと思うんだけどなあ。


十王院グループさん、あんだけ念入りにCM打ってくれてるんだからあんたの財力であのキャラの一条さんと普通の一条さんのパフォーマンス両方見られるようにしてほしい。
天然でおとぼけで天才キャラだと思うんだよ一条シン。主人公キャラで目赤いし。無限にハグしてくれ。
あと何気にライブ本編後の本編とリンクしそうなものの、詳細一切決まってなさそうなバカデカリークのオンパレードで、ダーク一条シンと同じように右目金色?のオッドアイの人いた気がするんだけど気のせい?あの人にもしかして憑かれてたりしたってこと〜!?

そして自分のパフォーマンスを見つめ直したシンが仲間との絆を再認識して、改めてグループ全員でステージに立つ流れだった。どこまでも主人公。
台詞はほとんどうろ覚えなんだけど、虹色のデカフォントで人間讃歌と希望に満ち溢れた誓いを斉唱するパートを聴きながら、これ「ぷいきゅあがんばえ」の老若男女闇鍋verとして最強なんじゃないかと感じました。
キンドラで泣く人いるの、わかるな……

大人になったら規模が途方もない希望って持てなくなるというか、改めて口に出すのも躊躇ってしまうんだけど、それでもでっけー願望を持てることって尊いじゃん!?って羽交い締めにされる感じというか。
これがキンプリの無限バグなんだろうなって肌で感じられたの、良い経験でした。

うろ覚えのほぼミリしら状態で見に行った自分もとても楽しめました。
本当に意味わかんねえけど不思議な魔力があるし、絶対に俗世から離れられるエンタメとしてのパワーがとんでもない作品。

22世紀もハグしようね!!!!あと80年、頑張って生きるぞ〜!!!!!!!!!って思えるだけのドデカパワーで包み込まれる空間でした。
応援上映にまた参加して、今度はガヤの1人に声を重ねたいな。

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