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自分の悩みが前向きなものか後ろ向きなものかは意識しておくのが大事

全ての悩みは対人関係の悩みである

アルフレッド・アドラーの言葉

一度ぐらいは聞いたことがあるかもしれませんがこれは、
日本でも心理学者として有名なアドラー博士の言葉。

共感できる人も多く広く世の中に伝わっていきました。

だけど、全ての悩みというのは違うと僕は思っていて正確には、
後ろ向きな悩みの全ては対人関係によって生まれるだと考えてます。

というのも、悩みには大きく前向きなものと後ろ向きなものがある、
前向きな悩みとは未来に対する悩みです。

これから先自分は、社会は、世界はどのように進みあるべきか、
そのために自分にできることは何か、どうすれば実現できるか。

このような創造的な悩みが前向きな悩みであり、
これについてはいくら悩んでもいいと思っています。

しかし、もう1つの後ろ向きな悩みっていうのは、
基本的には今の自分と他者の比較からくるもので、
今の自分を形作る過去の否定と同義です。

例えば、貧乏について悩んでいるとしましょう。

仮に世界中の人が自分と同じようにお金に困っていて、
日々の生活が苦しいなら貧乏について悩むことはおそらくない。

皆同じ状態なのですから今の自分の現状を悩む要素がないからです。

そして自然と生活をどうすればより良くできるかという、
創造的な悩みへと意識が向いていくでしょう。

ですが、世の中にはお金持ちという自分とは真逆の人がいて、
はたから見れば派手で楽しそうに見える生活が簡単に意識に上ってくる。

そういったものを見て自然と現状の自分と比較してしまう、
そして現状の自分は何でこんな状態なんだろうと悩みが生まれる。

人によっては比較によって逆にやる気を出せる場合があって、
それが創造的な悩みにつながる場合もあるでしょう。

だけど、多くの人は現状の自分のあり方を比較によってマイナスに捉える、
それは意識しているかどうかに関わらず今を形作る過去の否定につながる。

当然ながら過去はどうあがいても変えることができないけれど、
あのときああすればなどの過去に対する悩みが自然と生まれます。

人との関係、比較によって現状の自分から、
絶対に変化しない過去を悩み続けること。

これが後ろ向きな悩み。

で、ここから重要なのですが自分が今悩んでいることは、
前向きな悩みか後ろ向きな悩みかをきちんと把握して、
もし後ろ向きな悩みならそれをなんとしてもやめないといけない。

繰り返しになりますが後ろ向きな悩みは過去に対する悩み、
過去から未来に対することを学ぶのであれば話は別ですが、
基本的にどれだけ悩もうが絶対に変えられないし解消もできない悩みです。

後ろ向きな悩みに意識が向けられている限り、
前に進むことができず苦しみ続けることになります。

なので、もし自分が後ろ向きな悩みにとらわれていると思ったら、
何が何でも別のことに意識を向けられるようにする。

このことはぜひ意識してみてください。

そして、常に前向きなことに悩めるようになると、
どんどんより良い方向に進んで行けると思いますよ。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。


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