「大垣市のおやさいクレヨン」製作プロジェクト 就労支援との協業で仕事を生む取り組み
mizuiroは、岐阜県大垣市中曽根町の就労継続支援A型事業所「シュシュ」を運営する、株式会社セスタさんとの協業事業を開始します。
今回のnoteでは、「シュシュ」の北倉慎也代表に、mizuiroとの協業に至った経緯や想いについてお話を伺った内容をご紹介します。
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就労継続支援A型事業所「シュシュ」について
岐阜県大垣市にある就労支援施設A型事業所「シュシュ」は、社会復帰への後押しや就労支援を行っている事業所です。知的、身体、精神など、さまざまな障がいをお持ちの方が利用できる障がい福祉サービスです。
現在スタッフ7名、利用者さんは35名ほど在籍しています。A型事業所は基本的に利用者さんと雇用契約を結び、利用者さんは事業所内での内職作業(箱の組み立て作業や折り作業など)や、当施設と提携している企業や工場などでの施設外就労(パート勤務と同じような一般軽作業など)に従事しています。
利用者さんの障がいの度合いよって働ける時間は違います。事業所として、より将来の就職に活かせる仕事を検討する中で、多様な工程がある「おやさいクレヨン」との出会いがありました。
「おやさいクレヨン」との出会い
先ほどもお話したように、事業所内で日常的に行う作業は内職作業がメインです。利用者さんそれぞれ障がいの度合いにより出来る作業が異なるので、人により作業実績は変わりますが平均内職単価は時給に換算すると200~300円程度です。
利用者さんには最低賃金以上をお支払いしているので、その不足分は保険収入でまかなっている状況です。この状況をいつまでも続けることへの不安、危機感をわたし自身感じていました。
そんなとき、子育て中の女性スタッフからたまたま教えていただいたのが「おやさいクレヨン」でした。ちょうど、SDGsについて関心を寄せている時期でしたので、点と点がつながる感覚があり、「これは何かできないかな、とりあえず聞いてみよう!」と思い立ち、mizuiroの木村さんへ問い合わせました。
事業所では普段から箱の組み立てを日常的にやっていたので、最初は箱づくりだけでもさせてもらえないだろうか、と思っていました。SDGsに関連する製品に携わっている、ということだけでも…と考えていました。
ですが、実際に木村さんとお話をしていくうちに、意外とできることが結構いっぱいあるな、と思えてきました。野菜などの作物が豊富に栽培されているなど、青森県と環境的に似ている部分が岐阜県にもあったことから、事業所のある岐阜県大垣市版のおやさいクレヨンを作ろうということになりました。
「大垣市のおやさいクレヨン」を実現するため、大垣市全体で取り組む
現在、岐阜県大垣市の野菜を活用したクレヨン10色を作るため、廃棄される野菜を提供してくださる企業、農家さんへお声掛けしているところです。
おかげさまで大垣市近郊の多くの生産者様から廃棄野菜のご提供いただいています。青森のおやさいクレヨンとはまた違う、大垣市ならではの変わり種のクレヨンも生まれそうです。
今後、ご提供いただいた野菜から、おやさいクレヨンの実現化に向けて採用する色(野菜)を選んでいく予定です。
また、大垣市や大垣市の商工会にも掛け合い、ふるさと納税の返礼品として取り扱いをお願いしたり、出来上がったクレヨンをノベルティ品などとして活用する協賛企業サポーターも募っています。
大垣市のおやさいクレヨンが完成した後は、OEM生産にも応じられるよう、大垣市内の企業への売り込みもしていきます。大垣市の企業が、自社のSDGsへの取り組みをアピールすることに活用してもらえれば、大垣市全体でSDGsへの理解が深まるのでは、という思いもあります。
企業のノベルティや企業のオリジナル商品として大垣市のおやさいクレヨンを活用していただき、箱の組み立てや箱詰め作業は事業所の利用者さんがおこなう。そういう流れを作っていくことを目指し、事業所の女性スタッフにも協力してもらいながら営業活動をしているところです。
事業所としては、就労支援に欠かせない「仕事」を生み出すことを第一に考えています。大垣市版のおやさいクレヨンを製作することで利用者さんの仕事を増やし、かつその仕事に対してやりがいを持って働いてもらう、というところを目指しています。
また、おやさいクレヨンの製品を通じて事業所の取り組みを発信することで、障がいがあっても働けることをアピールしたり、雇用の促進にもつながればと思います。
目標は年内に大垣市版のおやさいクレヨンを完成させることです。
秋から冬にかけて商品化を目指しています。
まずは地元の子どもたちに、大垣市のおやさいクレヨンを使ってもらえたらと思っています!
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【大垣市版クレヨンへの期待】
数年前からご当地クレヨンはずっとやりたかったことのひとつだったので、北倉さんからお話を伺ったときにはうれしく、わくわくしました。
北倉さんがパワフルに地元農家さんや大垣市、商工会などへ掛け合い、「おやさいクレヨン」の輪を広げてくださるので、これからどんなクレヨンが出来上がるのか楽しみです。
mizuiroでは各地の廃棄野菜を活用し、新たに商品開発や仕事を創造する事業展開を押し進めています。
ぜひ全国の47都道府県の「おやさいクレヨン」を一緒に創りませんか?
「おやさいクレヨン」「ご当地クレヨン」に興味をお持ちの企業・自治体・団体さま、お気軽にmizuiroホームページのお問合せフォームよりお問い合わせください。
お待ちしております!
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