徒然なるままにTwitterで短歌、始めてみた
Twitterにセクマイアカウントを作ってはや数ヶ月。
マイノリティというだけあって、なかなかリアルでは同じような人と居合わせるなんてこともなく、いつも自分のどこかにうっすらと流れ続けている孤独感をいくらかでも和らげる方法はないかと、SNSに居場所を求めました。
タイムライン上で同じような気持ち・考え・経験を持っている人、似ているところはあっても自分にはない選択をしたり、考えを持ったりしている人、ご飯やお出かけなど思い思いの日常を過ごしている人たちが、どこかにはちゃんと存在しているんだと安心出来るようになりました。
積極的に会話をしにいったりするたちではありませんが、近くでも遠くでも、自分と同じように生きている人がいることが見えると、目を瞑るのに慣れていた強張りが、穏やかに救われていくようです。
そんな中ある時見つけたのが、「#アセ句」というハッシュタグ。
フォローしている方、おすすめ投稿で流れてくる方など、詠んでいる方を見かけるようになりました。
これをきっかけに、たまに思い付いては短歌をTwitterに流す、ということが私の創作に仲間入りしました。
「アセ句」は恐らく「アセクシャルの俳句」の略だと思うのですが、俳句も短歌も投稿されているようでした。
また、「#アロマンティッ句」もあるようです。
そんな「#アセ句」に寄せて気が付いたら詠んでいたのがこちら。
自発的に短歌を詠んだのは初めてのはず。
ちょうど絵に描いたような女子会トークに居合わせて、「私は婚活で疲れちゃったから当分考えられないんだ~」と話を躱した直後でした。
その後、元々夜型なことをあり、夜にインスピレーションを受けることが続きました。
そして今のところ最新の句(?)なんですが、
何でこれを57577だと思って投稿した???
いくら日本語が表意文字を含んでいるにしてもなんか字面多くない?
しかもよりによって漢字が多くない?
と思って数え直してみたら衝撃。
水を抜き 5
油を差し 6
拭き上げる 5
舞台下 5
昨日焦がした 7
喉で息する 7
565577って何???
575でも57577でもないけれど、何かのリズムを感じるような謎の文が爆誕してしまいました。
最早これは散文詩とかになるのか?
日本語の韻文詩分からなさすぎる、教えてえらい人。
今まで創作は小説メインで、人様に公開することもなく気の向くままに細々と書いていたんですが、Twitterで短歌、合っているかもしれない。
特に最近は小説に行き詰まりを感じていて、構想の立て方を変えてみたり資料集めに走ったりたりとなかなか本文を書くに至れていないので、言葉を連ねたい欲を短歌に託しています。
あと、短歌を考えるようになってから、類語辞典を引く頻度が増えました。
音数の制約を守るための言い換えを探すうちに、語彙が広がって勉強になります。
セクマイ用に作ったTwitterアカウントですが、当初予想していなかった世界に出会えました。
短歌とか短歌っぽいもの、これからも書き続けていけたら嬉しいかも。