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『制作1年生のせいちょう日記』7日目

早いもので公演期間の後半戦に入りました。

今日は小屋入り当日の様子を少し振り返ってみましょう。
まず、9時入りです。
だいたい小屋入りの日が1番早い集合になります。
(が、今回は色々なお仕事があったのでそれよりも早い入りが何回かありました!)

平台や椅子がまとめてあります。

5日目の記事でもお伝えしましたが、
avenir'eの小屋入りは基本的に俳優部を除く公演スタッフメンバーで行います。

今回は、メインディレクターの大原さん、ディレクターチームの須賀さん、ドラマトゥルクの池内くん、そして制作1年生でスタートです。

小屋入りの数日前に池内くんから『ちゃんとした楽屋の作り方があるんですよ』と聞いていたので、一番最初に楽屋作りです。

(楽屋作り自体は、前日の夜に荷物を運びこんでくれた池内くんと俳優部の髙橋さんと一緒にやりました。)


ここで衝撃だったのが、完成形が
1stのときと大して変わらんということです!


思わず「ちゃんとした楽屋の作り方ってなんなの?」と聞くと
「・・・え?そんなちゃんとしたものなんてないですよ」と言われました。



池内くんは、自分の発言を完全に忘れているようです。
忙しくなると人は忘却の闇に落ちてしまうのですね。


ちゃんとした楽屋の作り方というものがそんなにないということが分かり、
俳優部さんが使いやすく過ごせる空間になればいいなという思いで作りました。


アクティングエリアでは、朝から大原さんと須賀さん、池内くんがバリバリ仕込み中です。

『顔出しNGです』と言われました。

インパクトドライバーの鳴り響く音。
最初に客席の土台を作っていきます。

制作1年生は、ここでは戦力外です。
くそほどの役にも立ちません。

「盛り上がるかしら・・?」と色々な音楽をかけてみるも、
すべてインパクトドライバーの音にかき消され、意味なし。


土台が出来上がり、ようやく客席を組もうか~となったところで、1年生にも仕事が出来ました!

今回はコンパクトな客席です。

そう、何脚ずつ配置するかとか、「ここ観にくくなるから基本無しで」とか、
お客様の気持で椅子の配置を考えます。

椅子の配置が終わると、またもや劇場内では役立たずです。


ここで1年生買い出しに出かけます。

すでに応援上演にご来場いただいた方は分かると思いますが、
紙風船を客席の椅子の足元に小さなカゴを置いて、その中に紙風船を何枚か入れてあります。
そのカゴを買いに行ったり両替をしたりと新宿をぐるぐる歩き回ってました。

途中、まさかのカエルさんと出会ったのでお迎えしました。


劇場に帰ってくると、すでにほぼほぼ出来上がっており
照明の確認が始まります。

メインディレクター大原さん悩み中


制作1年生にお手伝いできることは相変わらずないので、
楽屋にこもってPC業務です。

多分この時は、3rd createの仮チラシの最終修正をしたり、3rd createのオーディションに応募してくださった方々の簡易プロフィールシートを作成したりしていました。



ほどなくして、同じように役立たずになったのか、自主的に抜けてきたのかは分かりませんが、池内くんもPC作業をしに楽屋にやってきました。




池内くんはPC作業をすると言っても、わりと考え込んでいることが多く、こういうタイミングで1年生は催促をします。

「いま、プロダクションノートのこと考えてくれてますか?」と。


すると、池内くんは、「いや、今はそれではないです」とハッキリ答えました。

今じゃなかったようです。
同じ団体で活動するようになってから知りましたが、池内くん熟考タイプです。


時折照明の状況などを見に客席へ行っていました。

照明を見守る池内くん


私はここらあたりで当日パンフレットの準備を始めます。
今回は他団体様の折込は辞退させていただいてましたが、
avenir'e用の折込物は意外にたくさんあります。

それはまた次回ご紹介します。



暗闇のなか、ひたすら折り込んでいきます。
この日はとりあえず100部!

コンパクト劇場なので、置いたり隠したりできる場所が少ないので少しずつ作っていく作戦です!

暗闇作業



おててカサカサレディーの1年生はこの作業苦手です。
カッサカサでチラシが取れないからです。

しかし暗闇のなか100部折り込みました!
初日が明けてお客様が当パンを見ている姿を受付から感じておりました。

小屋入りは、各々がバリバリと仕事をしつつ、
たまにケタケタ笑うおしゃべりをしつつな時間です。 



こうした小屋入りを終えて、
無事に初日を迎えて、今は毎公演お客様をお迎えする準備をする日々です。

ここまで読んでくれてありがとうございます!
次回は公演の日の1年生の動きについて書きます!



※この世界には素晴らしくプロフェッショナルな制作さんがたくさんいらっしゃいます。私今年そのプロフェッショナルな世界の扉を少し開け片足を突っ込み、両手をついてハイハイ歩きの状態です。
私の書いていることは、ほんの少しの一部分を切り取っているだけです。

どの部門の方へもリスペクトを忘れずに。


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