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Fisheries science goro 水産知識12 2枚貝を使って繁殖するミヤコタナゴの人工受精

おはようございます。朝3時ですが目が覚めてしまいました。本日が2024年最後の日ということで来年度もよろしくお願いします。

さて2024年最後のFsgは「ミヤコタナゴの増殖」について
タナゴという日本固有の数を減らしている淡水魚がいるのですが、今回はそのタナゴの中で繁殖方法の研究事例が比較的多いミヤコタナゴについて解説していきます。

日本固有種で、関東地方の全域に生息し、ごく普通に見られたが、神奈川県、群馬県、埼玉県、東京都では絶滅し、現在は千葉県、栃木県の一部にのみ生息している[8]

繁殖期は4-7月で、鶏卵形の卵をマツカサガイヨコハマシジラガイなどのイシガイ目の貝に産み付ける。水温22-23度の場合48時間で孵化し、全長8-9mmになると産卵母貝から出て行く。

このようにタナゴ類は二枚貝に卵を産み付けるという特殊な繁殖形態を持っていることから土地開発等で淡水産の2枚貝が減っていることから絶滅危惧種に指定されているものが多いです。

絶滅を防ぐために繁殖技術が開発されています。


上記サイトより引用


上記サイトより引用

上記の所沢市のホームページに記載されている通り本来は2枚貝に卵を産むところを人間が腹部を圧迫して受精させてインキュベーターという装置で適温を保ち誕生を待つという方法が確立されています。

このインキュベーター装置 仕事でたまに取り寄せる業務が発生します。科学というのは機械で本当に実験環境が左右されますからね・・・

それではみなさん良い年をお過ごしください。

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