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経営指標を学ぶ4時間目:労働分配率

3時間目の"職員一人当たり給与費"と"労働生産性"を思い出しながら、4時間目は"労働分配率"について解説します。

労働分配率とは

前回、ラーメン屋さんをイメージしてもらいながら、"労働生産性"について説明しました(以下、再掲)。

サービス活動収益:ラーメン1杯1,000円
事業費等:食材200円、水道光熱費100円、店舗賃借料200円 計500円

労働生産性(円)
=1,000円-500円
=500円

この500円を生むために、どれくらいの人件費がかかっているかを示すのが"労働分配率"です。

ラーメン屋さんの例で言うと、500円の「労働による成果(付加価値)」を店長の給料400円で割ると、

人件費 400円 / 労働生産性 500円 *100 = 労働分配率 80%

となり、500円の儲けを生むために、人件費に80%も還元しているということになります。
なんとなくイメージを掴んでいただけたでしょうか。
労働集約型の介護・福祉業界では大体80%〜90%におさまっていると思いますが、逆にいうと、「労働による成果(付加価値)」の8〜9割を職員に還元している実態があります。
「給与が安い」と口にする職員は少なくありませんが、どれほどの職員がこの労働分配率の高さを理解できているでしょうか。

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福祉施設における経営指標をわかりやすく解説します。

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