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ため息俳句 二日


山茶花や赤色冽冽せきしょくれつれつ二日なる 空茶


 暮れには帰省してくる娘夫婦が、インフルエンザに罹って来られなくなった。
 息子夫婦は、昨日やって来て、賑やかな元旦であった。
 今朝は、珍しくオバアチャンは、寝坊した。
 昨日の孫二人の接待で疲れ果てたのか。
 先に起きて、雨戸を開けると垣根の山茶花の花の色に、はっしと目を打たれた。寒気に鮮やかであった。
 新年を迎えても、物憂い気分が胸にくすぶっていたのだが、ちょっと、背筋が伸びた気がした。
 今日は一日、暮れ以来の忙しさから解放されて、のんびりである。