ため息俳句 12月の向日葵
畑の向日葵の話である。
前回は、こんな風にお伝えした。
これが今日の向日葵である。
さて、岸上大作という若者が21歳という若さで、自ら命を絶ったのは、1960年12月5日である。
その日は土砂降りの雨であったとか。
近頃は短歌ブームと云われている、知る人も多いだろう。
彼は1939年生まれであるから、自分は10歳分遅れて生まれたことになる。 1970年ごろの自分は、酷く満たされない日々であった、その頃に「岸上大作」の歌に出会ったのだった。
国会図書館デジタルコレクションで「岸上大作」と検索したところ、おびただしい数の岸上論が出てきた。その中から昔読んだ記憶のある諸氏のものや初見のそれらを拾い読みして、午後を過ごしたのだった。
十二月へ異議発語せよ向日葵 空茶
縊死似せてうなだれてども向日葵