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ため息俳句 青麦の穂

青麦の穂、散歩の道に。
どこからでも、赤城山を望むことがきる道である。
両側は、麦畑。

麦の穂やはるか赤城は夕霞  空茶


麦に風ここ武蔵野の果てなりし

青き穂や屈む農婦の背の円さ

さえずるは生くるあかしや揚げ雲雀


麦の穂や拝啓敬具無用とす

麦畑むぎばたけさらに遠くへ目をやらむ