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「古今十七文字徘徊」帖

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古今のふれあった俳句作品についての所感を記録しておくノートのまとめです。作品にふれあうというのは、きわめて個人的なことで、古典として名高い名句とか、コンクールの優秀作品とか、そう…
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#ゆく春

#1 ゆく春や蓬が中の人の骨 星布尼 

#1 ゆく春や蓬が中の人の骨 星布尼 

 ちょとした出来こころで、老人の閑の埋め草にと、noteの軒下をお借りして、二度目の春も暮れようとしています。
 いつまでも「俳句もどき」を言い訳にサボるのはたいがいにしようかと、後期高齢者とよばれる直前にふと思い立ち、それでは先人、同時代の皆様の作品を至らぬながらも理解の及ぶ範囲ながら、一句づつ読ませてもらおうかということにしました。そのあたりで思うこと感じたことを記録してしてゆきます。つまり、

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