
右翼の知り合いが亡くなられた件から・・・💗『荒涼館』
《乱れ撃ちシネnote.VOL.040》

鑑賞日:23.01.28 U-next
【Introduction】
前回のドキュメンタリー映画『ナワリヌイ』
を教えていただいた蒼子さんからレビューをとりあげて頂き有難うございましたというていねいなコメントを『乱れ撃ちシネnote』に頂いた。今後も彼女がどんなレビューを書いてくれるのかが楽しみなんです。
閑話休題。
昨日鈴木邦男さんが亡くなられたことを知った。
ぼくがお会いしたことのある数少ない活動家の鈴木さんは
右翼の人です。
1970年11月25日。
三島由紀夫が自決した。
当時の鈴木さんは政治活動をやめて新聞社の販売局や広告局で働いていたが友人の森田必勝が三島由紀夫とともに自らの命を投げ出すまで活動を続けていたことに衝撃を受ける。
1972年。
森田必勝と三島由紀夫の意思を受け継ごうと新右翼系民族主義団体“一水会”を設立。
現在は一水会からも離れ一匹狼として活動している。
鈴木邦男さんの人生はかなり興味深いので「興味のある方はウィキで。
ぼくは政治・経済・常識音痴なので鈴木さんに政治的なことでお会いしたわけではない。
熱狂的プロレス・ファンの鈴木邦男さんに仕事を依頼した。
ぼくはプロレス・ファンではない。
ところが1991年のある日。
契約したばかりのWOWOWを眺めていたら周囲のプロレス好きから名前だけは聞いていた前田日明が新団体をたった一人で設立したことを知った。
この人が熱狂的なプロレス・ファンが語りたがる前田日明かとリングスの試合を見ていた。
なんだこれは?
すぐに寝技になってマットの上でごそごそやってるだけ。
ギロチンドロップとかスリーパーホールドやらないの?
地味なワザばかりで面白くないじゃん。
しかし毎週リングスの試合を眺めているうちにこれはプロレスではなく真剣勝負に近い新しい格闘技だということに気がついた。
試合を見れば見るほど前田日明に興味が湧いて前田日明の本を企画した。
1994年に㈱ピンポイント発行・飛鳥新社販売で「真格闘技宣言RINGS・前田日明編」を発売した。

その本で前田日明と対談しませんかと鈴木さんに声をかけたわけなんです。
初めてお会いした鈴木さんはこの人ほんとに右翼なの?と思わせるほど紳士で考え方も柔軟で優しい人だった。
残念ながらリングス側からこの対談は却下され最終的には矢沢永吉、クリス・ドールマン、中澤新一との対談を掲載した。

ご冥福をお祈りいたします。
またまた閑話休題。
朝となく夜となくベッドに横になりタブレットで映画にうつつを抜かしているけど最近はテレビ・ドラマもチラ見している。
『コウノドリ』『DCU』『ドラゴン桜』『逃げるは恥だが役に立つ』『緊急取調室』『ごめんね青春』『プロミス・シンデレラ』『ファイト・ソング』『リバース』など。
冒頭10分で下車したり2話で飽きて途中下車したりつまみ食いしたり。
最終話まで見たのは『凪のお暇』だけ。
海外のドラマでは『メディア王〜華麗なる一族シリーズ1』を最終話まで見てシリーズ2も見ようかな、と。
ようやくここから映画の話に入ります。
23.01.27(25)『未来を花束にして』 サラ・ガヴロン監督 2015年イギリス。
女性がイギリスで参政権を獲得するのがどれだけ大変だったかがよく分かるいい映画です。
だけどぼくのお目当てはキャリー・マリガン。
どんな映画に出てもチャーミングなんです。
【Story】
1912年ロンドン。
劣悪な環境の洗濯工場で働くモードは、同じ職場の夫サニーと幼い息子ジョージの3人で暮らしている。
ある日、洗濯物を届ける途中でモードが洋品店のショーウィンドウをのぞき込んでいると、いきなりガラスに石が投げ込まれる。女性参政権運動を展開するWSPU(女性社会政治同盟)の"行動"の現場にぶつかったのだ。それが彼女と"サフラジェット"との出会いだった。
同じ頃、女性参政権運動への取り締まりが強化され、アイルランドでテロ対策に辣腕をふるったスティード警部が赴任してくる。彼は歴史上初となるカメラによる市民監視システムを導入し、無関係だったモードもターゲットの1人として認識されてしまう。
やがてモードに大きな転機が訪れる。下院の公聴会で証言をすることになったのだ。工場での待遇や身の上を語る経験を通して、初めて彼女は"違う生き方を望んでいる自分"を発見する。けれども法律改正の願いは届かず、デモに参加した大勢の女性が警官に殴打され、逮捕された。そんな彼女たちを励ましたのが、WSPUのカリスマ的リーダーであるエメリン・パンクハーストの演説だった・・・。
(公式サイトより)
【Trivia & Topics】
*受賞歴。
・第18回英国インディペンデント映画賞助演男優賞受賞(ブレンダン・グリーソン)
・第19回ハリウッド映画賞。
・主演女優賞受賞(キャリー・マリガン)。
・作曲賞受賞(アレクサンドル・デスプラ)※『リリーのすべて』とダブルでの受賞。
【鑑賞ガイド】
😁😁😁
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★(3.7)
Amazon:☆☆☆☆
u-next :☆☆☆☆★
23.01.28(26)『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』 ジョエル&イーサン・コーエン監督 2013年アメリカ。
コーエン兄弟おっと今はコーエン姉妹監督作品。
画面はきれいだしキャリー・マリガンはもちろん可愛いし70年代グラフィティものは好きだけれど物語に惹かれない。
フォークソングは苦手だし。
【Story】
1960年代、冬のニューヨークが舞台。
まだマスコミやレコード会社などが発達していなかったこの時期、シンガー・ソングライターのルーウィンはグリニッジ・ヴィレッジのライヴハウスで歌い続けながらも、なかなか売れず、音楽で食べていくことをあきらめようかと考えながらも友人たちに助けられながら暮らしていく1週間を綴った物語。
(Filmarksより)
【Trivia & Topics】
*受賞歴
・2013年5月19日に第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、審査員特別グランプリを獲得した。
・第86回アカデミー賞には撮影賞と録音賞にノミネート。
・第71回ゴールデングローブ賞には作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を含む3部門にノミネート。
【鑑賞ガイド】
😁😁
~~~~~~~~~~~~~
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。
~~~~~~~~~~~~~
【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★(3.6)
Amazon:☆☆☆★
u-next :☆☆☆☆
キャリー・マリガンばかり追いかけていたのでいき抜きにTVドラマでもと見始めたら夜中8時間かけて最終回まで見てしまったのがこれです。
23.01.28(27)TVシリーズ『荒涼館』 監督 2013年アメリカ。

原作はチャールズ・ディケンズが「オリバー・ツイスト」「デビッド・コパフィールド」の後に発表した(1852〜53年)ミステリー。
【Story】
伯母に育てられていた孤児のエスターは、伯母の死後、荒涼館の主ジョン・ジャーンディスに引き取られる。
彼女は家政を取り仕切り、ジャーンディス氏の信頼を得ていく。
一方、信託財産と土地所有を巡るジャーンディス事件でデッドロック卿の顧問弁護士タルキングホーンは、事件関係の書類の筆跡を調べているうちに、身元不明の代書人ネーモーが死んでいるのを発見する・・・。
【Trivia & Topics】
*ヴィクトリア朝を描いてます。
原作はヴィクトリア朝の腐敗した社会制度を批判的に描くチャールズ・ディケンズのミステリー、探偵小説です。
*大満足でした。
主役の一人キャリー・マリガンの笑顔を見られるだけで至福の8時間なのに物語も面白く演出もシャープなんです。
【鑑賞ガイド】
😁😁😁😁
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★(3.9)
Amazon:☆☆☆★
u-next :☆☆☆☆
たまにはマリガンから離れなさいという自戒もありケリー・ライカート監督 のデビュー作を観ました。
23.01.29(28)『リバー・オブ・グラス』 ケリー・ライカート監督 1994年アメリカ。
何なのこの映画?と思いながらも最後まで観てしまった不思議な映画『ミー
クス・カットオフ』の監督ケリー・ライカート。
現代アメリカ映画の最重要作家と言われているケリー・ライカート監督。
本作は彼女の長編映画初作品です。
一言で言うと全然だめこの映画。
【Story】
南フロリダ郊外の平屋建ての家で暮らす30歳の主婦コージーは、退屈な毎日に不満を募らせていた。
空想癖のある彼女は、人のいい夫婦が大きなステーションワゴンでやって来て自分の子どもたちを引き取っていくこと、そして彼女自身は新しい人生を始めることを、延々と夢見ている。
コージーの父ライダーはマイアミ警察署の刑事だが、酒を飲みすぎて銃をどこかに置き忘れてしまい、見つかるまで停職を食らっている。
ある日、地元のバーへ出かけたコージーは、うだつの上がらない男リーと出会い親しくなるが……。
(映画.COMより)
【Trivia & Topics】
*ライカート監督20代の作品。
ライカート監督が20代最後の年に、故郷フロリダのマイアミに戻った時、思春期の頃の自分に捧げる作品として制作しました。
【鑑賞ガイド】
😁😁😁😁
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★
u-next :☆☆☆☆
明日こそ怪優ロン・パールマンさんの出番です。

電子書籍「きっかけ屋アナーキー伝」を販売しています。
昭和から平成にかけての企画屋ならぬきっかけ屋の仕事史です。
映画、本、音楽に興味のある方はぜひご一読ください❗
Kindle Unlimitedでもお読み頂けます👇